イベント — 2009/11/30 月曜日 at 16:23:22

バンクーバーパラリンピックまであと約100日! 候補選手らがトークイベントに出演

by

talkshow01s.jpg
クロスカントリースキー選手の義足を手に取るヤクルトスワローズの館山選手。右は陸上の佐藤真海選手/写真:吉村もと

11月29日、約100日後に開幕するバンクーバーパラリンピックで活躍が期待される日本代表選手を応援するトーク交流イベント「夢を翔ける〜オリンピアン・パラリンピアンからあなたへ〜」(日本パラリピアンズ協会主催)が、オリンピアンで参議院議員の荻原健司さんをゲストに迎え、ホテルニューオータニ(東京)で行われた。

バンクーバーパラリンピック出場候補選手からは、アイススレッジホッケー日本チームでキャプテンを務める上原大祐、チェアカーリング日本チームの司令塔としてチームを初のパラリンピックに導いた中島洋治、アルペンスキーのトリノ大会銀メダリストで世界のトップシーンで活躍する森井大輝の3選手が登壇し、萩原さんとトークセッションを展開した。時折、笑いを交えながら、会場を埋めた観客に、競技の魅力や世界と比べ競技環境が劣っている点、バンクーバー大会への抱負などを語り、各競技への応援を呼びかけた。

talkshow_s.jpg
バンクーバーで活躍が期待される選手たちのトークショー。右からチェアカーリング中島選手、アイススレッジホッケー上原選手、アルペンスキー森井選手/写真:吉村もと

この日のイベントは、来場者が各競技の用具に触れられる体験コーナーが設けられるなど、パラリンピックをほとんど知らない人でも楽しめる工夫がほどこされていた。オリンピアンからのビデオメッセージ、生歌での激励など盛りだくさんの内容だった。

途中、プロ野球の館山昌平投手が応援に駆け付け、会場が沸く場面も。館山選手が所属する東京ヤクルトスワローズが本拠地とする神宮球場は、エレベーターがなくバリアフルだ。「やさしい球場にしたい」と館山選手。プロ野球選手が障害者アスリートと触れ合ったこのイベントを機に、神宮球場がバリアフリーになっていくことを期待したい。

各選手のコメント

森井大輝選手(アルペンスキー)

長野大会で(同じ障害を持つチェアスキーヤー)大日方選手の活躍を見たことがきっかけで、競技をはじめました。障害者アルペンスキーの選手は100日余りを海外で過ごし、年間400万ほどを競技につぎ込みます。欧州やアメリカはプロ選手もいますが、日本選手は社会人スキーヤーとして活動しています。日本のアルペンチームは過去最強と言えるほど強い選手がそろっています。バンクーバーでは金メダルを獲ってきます!

中島洋治選手(チェアカーリング)

チェアカーリングが正式種目となったトリノ大会を機に、日本でチームが発足。バンクーバーでは初出場を果たします。ブラシで氷上をこするスウィーピングがないほか、キューを使用する点が一般のカーリングとの違いです。ストーンのリリースは腰と腕の力を使って行います。カーリングの専用コートが使用できない時間は、筋トレや作戦の勉強に費やしています。バンクーバーでは、色は何でもいいので、メダルを目指してがんばっていきたいです。

上原大祐選手(アイススレッジホッケー)

スレッジを自在に操るには、腕の筋肉と、軸をブラさずに腰を使うことがポイント。競技の見どころは、乱闘です(笑) カナダ、アメリカなどの強豪国は、練習できるリンクの数が多いなど競技環境の面で優れているし、選手の平均年齢も若いんです。僕自身、子どもたちにスレッジを知ってもらうためイベントを開催するなど、普及に力を注いでいます。バンクーバーでは、団体競技で難しいといわれているメダルを狙えるよう、チーム力を上げていきます。

(取材:吉村もと、瀬長あすか)