ロンドン2012 — 2012/9/11 火曜日 at 8:40:57

ロンドンパラリンピック日本選手団が解団式

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解団式に先立ち、メダリストたちの記者会見が行われた(撮影/吉村もと)

9日に閉幕したロンドンパラリンピック日本選手団の解団式が10日、ロンドン市内のホテルで行われた。

中森邦男団長は「今回は北京で獲得したメダル数を上回ることはできなかったが、5つの金、団体でのメダルが実現してよかった。ゴールボール女子が、夏冬あわせて団体として初めての金メダルを獲得した。ウィルチェアーラグビーも4位に入り、次につながる結果だったと思う」と挨拶した。また、「オリンピックスタジアムは、毎日8万人の観客が集まる盛り上がりを見せた。スタジアムの外では、赤ちゃんを連れた家族の姿も多かった。これぞスポーツだと思った。ボランティアさんの笑顔やおもてなしの精神にも心を打たれた」と続けた。

日本選手団の主将を務めた土田和歌子(サノフィ・アベンティス)は、「私自身個人の目標を達成することができず、主将の役割を果たせず残念です。ただ、マラソンでは転倒したもののあきらめずに走る姿は見せられたと思う。選手、役員、スタッフの力があって大役を務められたと思います」と、感謝の意を表した。

解団式で記念撮影をする射撃日本代表チーム

解団式に先駆けて行われた記者会見には、国枝慎吾(ユニクロ)、秋山里奈(明治大学大学院)、ゴールボール女子日本代表らメダリストが出席した。開会式で旗手を務め、100メートル平泳ぎで銀メダル、同バタフライで銅メダルを獲得した木村敬一(日本大学)は「自分の(視覚障害)クラスでは、自由形が全体的にレベルアップしていて驚いたとともにショックだった。ただ、自分がメダルを取った平泳ぎとバタフライはまだそこまでは上がっていないと感じた。でも、間違いなくリオでも自由形以外の種目のレベルも上がるだろう」と話した。

■選手のコメント

車いすテニス・国枝慎吾選手

「決勝では最高のパフォーマンスができたと思います。車いすテニスのレベルの高さがわかってもらえたと思うし、世界中の人たちに競技に興味を持ってもらえたら」

切磋琢磨し、大会に臨んだ陸上競技の選手たち

射撃・田口亜希選手

「車いすテニスで金メダルを獲得した国枝選手の試合を見ていて、素晴らしいと思ったし、自分も競技者として改めてピークを本番にもってくる難しさを感じた。これまでの練習状況のままではダメだと思うし、次のステージについて考えていきたい」

陸上・山本篤選手

「目標としていたメダルは手にできなかったが、楽しく終えることができた。選手村では同じ義足の選手らと過ごし、今後、日本チームの合宿だけではなく、自主的に集まって練習する機会も増やそうと話している」

自転車・藤田征樹選手

「期待してもらっていたし、メダルを取ることができてほっとした。トラックでは世界のレベルの高さを痛感したが、ロードでは攻めの走りをすることができた」

藤田選手の銅メダルを勝ち取ったパラサイクリングJAPAN

ゴールボール・小宮正江選手

「アテネ・北京と出場しているが、自分が主将になってから、元気に挨拶をするなど基本的なことをきちんと行おうという意識づけを行った。これから日本がもっと強くなるために、まずはいろんな人にゴールボールを知ってもらいたい」