ブラインドサッカー

ブラインドサッカー日本代表、アジア選手権で王者奪還を目指す!〜12月、東京で開催〜

2009年5月17日(日) 05:08 UTC by 瀬長 あすか

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会見に臨んだ釜本理事長、名波委員、風祭監督、佐藤選手、三原選手、黒田選手/写真:伊藤真吾

2010年IBSA世界選手権の出場権をかけたブラインドサッカーアジア選手権が、今年12月に東京・アミノバイタルフィールドで行われる。16日に行われた開催発表記者会見には、日本代表チームの風祭喜一監督、日本代表候補選手、日本視覚障害者サッカー協会の釜本美佐子理事長が出席。会場には元サッカー日本代表・名波浩さん(アジア選手権公式名誉委員、ジュビロ磐田アドバイザー)、公式ソング「キミノコエ」を歌うカズンも駆けつけ、ブラインドサッカーへの応援を呼びかけた。

ブラインドサッカーは、アイマスクで完全に目を覆った選手が、音源の埋め込まれた専用球を使用してプレーする競技。会見に続いて行われたデモンストレーションでは、黒田智成(2008年度日本選手権MVP)ら日本代表候補選手が鮮やかなドリブルを披露し、報道陣を沸かせた。
ブラインドサッカーを初めて体験した名波さんは、その感想を求められて「こわい!」と一言。アイマスクで視界が遮断され、目の前のフィールドに障害物がないと分かってはいても、恐怖でボールを思うように運べないのだ。「今回は敵がいないから、音に集中できるけれど……」とブラインドサッカーの難しさを口にしていた。

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ブラインドサッカーを体験し、笑顔の名波さん/写真:伊藤真吾

この日は、アジア選手権公式名誉委員会の釜本邦茂委員長をモチーフとした大会ポスターも発表された。大会スローガン「目じゃねぇよ」は、日本チームの世界への挑戦と視覚情報に頼らないブラインドサッカーを表現している。

2001年に初めて日本で紹介されたブラインドサッカー。その後、日本視覚障害者サッカー協会が発足、“北京パラリンピック出場”を合言葉に競技の強化を図ってきた。だが、2007年10月の北京パラリンピック予選を兼ねたアジア選手権(韓国)で、日本は、中国、韓国、イランに次ぐ4位に終わり、念願だったパラリンピックへの切符を逸した。

日本は、アジア選手権の初代チャンピオンだ。
2010年世界選手権、2012年ロンドンパラリンピック出場を目指す日本チームにとって、地元開催である本大会はアジアチャンピオンに返り咲く絶好のチャンス。北京パラリンピック銀メダルの中国、日本とライバル関係にある韓国は強敵だが、パラリンピックを逃した悔しさを知る選手たちの底力に期待したい。

(記事:瀬長あすか)

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