ブラインドサッカー

【アジア選手権/予選リーグ】日本、0-1で中国に敗れる

2009年12月17日(木) 23:59 UTC by 瀬長 あすか

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激しい中国攻撃陣にくらいつく田中選手

ブラインドサッカー世界選手権の出場権をかけて争う「アジア選手権大会2009」が、アミノバイタルフィールドで開幕した。
開幕カードは、ホスト国の日本vs北京パラリンピック銀メダルの中国。地元優勝を狙う日本チームは、アジア最強といわれる中国に1-0で敗戦を喫した。

「悔しい。チャンスはあったんだけど……」
試合後、風祭監督は顔を紅潮させて悔しがった。
2008年の北京パラリンピックで銀メダルを獲得、躍進を遂げている中国を相手に0-1の結果。前回大会4位の雪辱を晴らしたい日本は、中国の強固なディフェンスを最後まで突破できず、守備面では個人のドリブル技術に優れている中国を封じることはできなかった。

日本は、佐々木をトップに置き、加藤、黒田と3人で攻撃を仕掛けた。だが、中国の3枚、4枚の厚い壁に阻まれ、思うようにシュートをうてず、待望の一点を挙げることができなかった。

一方の中国は、Zheng Wenfa(背番号10番)、Wang Yafeng(背番号11番)を中心に、ドリブルでゴール前まで運び、自分でシュートに持ち込む。
後半9分には、Wang Yafengがゴールを決めた。

勝負に敗れはしたものの、再三のピンチを何度も跳ね返し、チームを盛り立てたのが、GK佐藤と田中章仁の守備陣だ。

強固な守備を誇る田中は、国際大会初出場で、この試合で初めて他国と対戦した。中国選手のドリブルが速いことは仲間に聞いていた。実際に対戦してみて、中国は確かに巧かった。だが「思っていたよりもこわいイメージはなかった」。

風祭監督が「ディフェンダーはよくやった」と評価する通り、
「中盤からしっかり声がけをし、ポジションをとってもらうこともできた」
田中は、中国と互角に戦える手ごたえをつかんだという。

初代表の田中にとって、心強い味方となったのが、この日客席から送られたサポーターの声援だった。
「声援を受けて涙が出そうになった。外国人の声ばかり聞こえていたらもっと緊張してしまったと思う」と言う。

サッカーが盛んな静岡県磐田の出身。日本代表のユニフォームを着てプレーすることに喜びを感じている。

「予選3試合に勝利し、決勝でもう一度中国と対戦したい。今度はゼロ封する」
カギとなる初戦は落としたが、大会はまだ始まったばかり。
敗戦の悔しさは、20日(日)の決勝戦で晴らす。

試合結果は以下の通り

第一試合 日本0-1中国
第二試合 マレーシア0-3韓国
第三試合 中国1-0イラン

(取材・文:瀬長あすか、写真:吉村もと)

→【特集】ブラインドサッカーアジア選手権2009

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