ブラインドサッカー

【アジア選手権/決勝】日本は中国に敗れ2位に

2009年12月22日(火) 16:10 UTC by 瀬長 あすか

決勝の中国戦で得点を許した日本
前半5分、中国に先制を許す

アミノバイタルフィールドにて連日熱戦が繰り広げられている「ブラインドサッカーアジア選手権2009」。最終日の20日は14時より決勝戦が行われ、北京パラリンピック銀メダルの中国(予選リーグ1位)と開催国の日本(予選リーグ2位)が対決。中国が2-0で日本を下し、2007年アジア選手権大会に続く、2大会連続の優勝を飾った。

中国に先制点を許す


「一試合目負けたけれど、自分たちのサッカーが通用しないわけでもないと思った。もう一度リベンジをしようと思います」前日、ゲームキャプテンの黒田は話していた。

14時。大会公式ソングを歌うカズンの「君が代」独唱が終わると、スタンドから「ニッポン!ニッポン!」と力強いコールが起こる。それは、サッカーA代表の試合で聴くコールと同じだ。会場に足を運んだサポーターは約800人。

目前には、決勝の地に立つ6人。彼らを見守りながら、サポーターの気持ちが高揚する。選手の集中力が高まっていく。キックオフの笛が鳴った。

日本のスターティングメンバーは、黒田、加藤、福本、田中、GK佐藤、コーラー魚住。

前半、ここまで調子の出なかった加藤が積極的に攻め込んでいく。韓国戦で2ゴールを挙げた黒田もシュートを放つ。中国もZheng Wenfa(背番号10番)のドリブルシュート。どちらもゴールネットを揺らせない。
均衡を破ったのは中国。前半5分、中国のWang Yafeng(背番号11番)のシュートがGK佐藤の股下を無常にも抜いていった。
その後、日本はフォワード佐々木を投入。「下がりすぎるな!」風祭監督の怒号が飛ぶ。
失点後も中国は巧みなドリブルで日本ゴールを脅かすが、日本の田中、佐藤を中心とした守備陣が踏ん張り点数を入れさせない。そのまま0-1で前半を終える。

日本は最後まで走り続けた

後半に入り、日本が攻める。黒田がスピードに乗ったドリブルで敵陣に切り込み、シュートを放つが、惜しくも枠を外れる。その後、リズムを掴んだ日本は、パスを繋ぎ、ボールを支配する。だが、得点には至らない。そんな中、ゴール前の混戦から中国のWang Yafeng(背番号11番)がシュートを放ち、決定的な2点目。後半13分だった。
落胆する日本チーム。

しかし、試合終了まで日本は走り続けた。
加藤が走る。佐々木が攻める。黒田が中国選手からボールを奪う。田中が体で止める。
日本は、最後の猛攻をかけた。

試合終了のホイッスルが鳴った。選手たちはすべて力を使い切った。その場で倒れ込んだ。

日本は初戦で中国に敗れた悔しさは晴らせなかった。だが、宿敵・韓国に勝ち、全日程を通して7得点を挙げた。無得点で4位に終わり、パラリンピック出場を逃した前回大会のリベンジを果たした。

▼「ブラインドサッカーアジア選手権2009」最終順位


優勝 中国
準優勝 日本
3位 韓国
4位 イラン
5位 マレーシア
*上位3チームが2010年世界選手権大会の出場権を獲得

(取材・文:瀬長あすか、写真:谷口豪)

→【特集】ブラインドサッカーアジア選手権2009

↑ページの先頭に戻る