アイススレッジホッケー

世界選手権プレイオフ イタリア対ドイツ

2009年5月14日(木) 02:05 UTC by 吉村 もと

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ゲームウイニングショット5人目で勝負が決まりGK Santino Stilitanoを囲むイタリアメンバー

現地時間の13日は、予選A・B両リーグの下位2チームのクロスオーバーゲーム(プレイオフ)が行われた。第一試合のイタリア対ドイツ戦は、45分間で決着がつかず、延長戦、さらにはゲームウイニングショット対決(シュートアウト)にもつれこみ、5人目のシューターをイタリアのゴールキーパー・Santino Stillitanoが止めて、劇的な勝利をおさめた。イタリアは、今大会6位以上が確定し、バンクーバーパラリンピックの出場権を獲得した。

第1ピリオドにドイツが先制点を挙げ、2ピリ目にイタリアが同点に追いついてからは、最後までパックの奪い合いが続いた。ドイツは、スピードのあるSven Stumpe(FW)やUdo Segreff(FW)を攻撃の起点に試合を動かし、またイタリアはスピード不足を補う鉄壁のディフェンスで、ゴールを死守した。

10分間の延長戦でも決着がつかず、試合は運命のシュートアウトへ。規定の3名ではともに2人目まで失敗し、3人目が成功。会場中が見守るなか、サドンデスへと突入した。そして両チームとも4人目が失敗したあとの5人目、先攻のイタリア・Gianluca Cavaliere(DF)が左手から強烈なシュートを繰り出し、成功。そして、後攻のドイツ・Sebastian Disveld(FW)の放ったシュートを、イタリアのゴールキーパー・Santino Stillitanoが見事な反応で止めて、試合終了。苦しんだ末に勝ち取った劇的な白星。イタリアチームは、全員がゴール前で抱き合い、喜びを分かち合った。この結果を受け、イタリアは15日の5-6位決定戦に進む。

一方のドイツは、トリノパラリンピックでは4位、昨年の世界選手権では5位の成績をおさめていた実力国だっただけに、7-8位決定戦にまわる屈辱のほどは計り知れない。また、今大会でのバンクーバーパラリンピックの出場権獲得がなくなったため、再びパラへの切符をかけて、大会後に世界選手権Bグループの上位2チームとの入れ替え戦に臨むことになった。

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勝利を喜ぶイタリアチームキャプテンAndrea Chiarotti(写真右)

イタリアチームの6本に対し28本のシュートを打つも、決定力に欠けたドイツチーム
イタリアチームの6本に対し28本のシュートを打つも、決定力に欠けたドイツチーム

(原稿/荒木美晴 撮影/吉村もと)

→【特集】アイススレッジホッケー世界選手権2009

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