イベント, 水泳, 陸上 — 2013/10/25 金曜日 at 14:34:30

「2020年東京パラリンピックにつながる結果を」アジアユースパラ結団式

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団旗の授与が行われたアジアユースパラ競技大会の結団式。第一陣として現地入りする選手と関係者が出席した

10月26日から30日までマレーシアで開催されるアジアユースパラ競技大会。競技によって異なるが14歳から21歳までの次世代を担う選手が集結し、メダルを争う。大会には31カ国から約900人が出場する予定。日本選手団は選手93人(役員72人)で、ゴールボールや車椅子バスケットボールなど14競技のうち9競技に出場する。

21日、ホテル日航成田で開催された結団式では、選手団の主将を務める陸上競技の西勇輝が「選手ひとりひとりが日本代表の責任と自覚を持ち、一生懸命戦うことを誓います」と決意表明。

団旗の授与も行われ、厚生労働省社会・援護局の君島淳二氏から、日本代表選手団の大槻洋也団長に手渡された団旗は、旗手を務める水泳の森下友紀に渡った。

日本障害者スポーツ協会会長の鳥原光憲氏も出席し「7年後の東京パラリンピックでは主力になる世代。2020年に向けて夢を持ち、目標を語れる、そんな大会になることを願う」と激励した。

アジアユースパラ競技大会の開催は3回目で、地元開催だった前回の東京大会では、日本は133選手が出場し、金メダル65個を含む計123個のメダルを獲得している。

主将を務める陸上競技の西勇輝。決意表明の大役を終えて笑顔でインタビューに答える

今大会でもメダル量産が期待されるが、多くの選手にとって初めての国際舞台になる。日本パラリンピック委員会事務局長の中森邦男氏は「(標準記録などの)参加資格はない。『将来パラリンピックを目指す選手を』ということで、各競技団体に推薦してもらった選手を派遣する。競技によってはまだスケジュールも出ていないが、そんな環境の中でもベストを出してもらいたい」と話した。

ボッチャの北原利恵監督は「リオ、東京を見据え、選手が経験を積むことが大事。チームワークで全員がメダル獲得を」と言い、陸上の千葉雅昭監督は「全員が自己ベスト」と目標を掲げた。

日本選手団は二陣にわかれて、22日と23日にそれぞれ成田を出発。開会式は現地時間26日にクアラルンプールのプトラスタジアムで行われる。

▼選手のコメントは以下の通り

西 勇輝(陸上/T54/19歳)*二分脊椎(下肢障害)

「(主将として)決意表明して、これから行くぞ、いよいよ始まるんだという気持ちが高まった。目標は100メートル、200メートルの金メダル。400メートルでもメダルが取れたらいい」

池田 樹生(陸上/T44/16歳)*上肢・右下肢欠損

「目標は100メートル、200メートルの2冠です。(最近、板バネの義足に変えたばかりだが)調子はいいです」

田中 司(陸上/F12/18歳)*視覚障害

「円盤投げで自己ベスト(25メートル)を目指したい。あまり調子の良くない砲丸投げにも出場するのですが、国際大会の雰囲気を知って帰ってきたいと思っています」

池 愛里(水泳/S10など/15歳)*左下肢機能障害

「日の丸を背負って大会に出るのは初めてなので、(エントリーしている)4種目でしっかりベストを出して結果を残したい。100メートル自由形の目標は1分04秒40(ベストは1分05秒58)。高い目標を持ち、『前半は何秒で泳ぐ』など明確にレース展開を考えて臨もうと思います」

森下 友紀(水泳/S9など/17歳)*左上肢欠損

「100メートル自由形で1分10秒を切るのが今大会の目標です。他の選手のことはわからないけれど、その記録を出せればメダルは取れる、かな? 他に背泳ぎと平泳ぎにも出るので、自己ベストを更新したいです」

長尾 智之(水泳/S14/18歳)*知的障害、ロンドンパラリンピック100メートル背泳ぎ8位

「目標はメダル。マレーシアは、食べ物がおいしかったらいいな」

(取材・文/瀬長あすか)