【31日/第3日目】自転車・石井雅史は6位、藤田は得意の追い抜きで予選敗退

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ここぞというときに力を発揮する自転車・石井雅史。北京後の不調を乗り越え、好記録で会場を沸かせた(撮影/吉村もと)

ロンドンパラリンピック第3日目の31日、陸上でも試合が始まった。注目の男子走り幅跳びでは、山本篤(スズキ)が3本目で5m95をマークしたが、自身が持つ6m24に遠く及ばず、5位に終わった。日本選手団主将の土田和歌子(サノフィ・アベンティス)は女子5000m(T54)の予選に出場。全体の3位のタイムで決勝進出を決めた。土田は北京パラリンピックの同種目決勝で他の選手の転倒に巻き込まれ、棄権を余儀なくされただけに、この種目にかける思いは強い。9月2日の決勝では、金メダルを獲得したアテネ大会以来、8年越しの頂点奪取に挑む。

男子5000m(T54)では、山本浩之が準決勝進出を決めたが、廣道純(プーマジャパン)と洞ノ上浩太(エイベックス・マーケティング)は予選落ち。

地元イギリス戦は、超満員の5人制サッカー(ブラインドサッカー)

自転車は、石井雅史(藤沢市みらい創造財団)が男子個人C4-5 1キロタイムトライアル決勝で6位に入った。藤田征樹(日立建機)は男子個人C3追い抜きの予選に挑んだが、全体の9位にあたるタイムで決勝進出はならなかった。アーチェリーの安島裕(伊藤忠プラスチックス)は、男子個人リカーブW1/W2でスペインの選手に敗れた。女子コンパウンドオープンの永野美穂(住友生命相互保険)は6-0で勝利した。

競泳は5選手が決勝に進出。男子50mバタフライの江島大佑(京セラコミュニケーションシステム)が5位、100m自由形の木村敬一(日本大学)が5位に入った。女子100m自由形の生長奈緒美(大阪府立視覚支援学校)が8位、男子知的障害クラス100m背泳ぎの津川拓也(大阪市知的障害者育成会東成育育成園)が6位、長尾智之(東京都立港特別支援学校)は8位だった。

選手をたたえるチームGBの応援団=水泳会場

男子車椅子バスケットボールは、日本代表はポーランドに53-78で敗れ、グループリーグ2連敗。

メダル獲得を狙う女子ゴールボールはオーストラリアと対戦し、3-1で初戦を白星で飾った。また、シッティングバレー女子は、オランダに1-3で敗戦を喫した。

柔道は男子73kg級の高橋秀克(なかの整骨院)の5位が最高。男子の加藤裕司(埼玉県立特別支援学校 塙保己一学園)、米田真由美(三井住友海上あいおい生命保険株式会社)は初戦で敗退した。

卓球の別所キミヱ(郵便事業株式会社)は初戦突破、対戦相手で日系二世のMaruta Makishi(アルゼンチン)を圧倒した。

陸上走り幅跳びでは、REHM Markus(F44・ドイツ)が7.35メートルの世界新記録で優勝

■選手のコメント

自転車・藤田征樹選手「(自己ベストをマークするも)練習ではもっといい記録が出ていた。この記録では話にならない。メダルを取ることができず、これまで支えてくれた多くの方々に申し訳ない気持ち」

自転車・石井雅史選手「(2007年北京前にマークした非公認の)自己ベストにあと1秒及ばず、悔しい。でも、これが今の自分の実力です。自転車競技の見方を知っている英国の観客の前で競技ができて感慨深いものがあった」

陸上・山本篤選手「調子はよかったが、スピードを跳躍のせる感じが掴めなかったことがメダルに届かなかった原因。コンスタントに自己ベストの6m台を出せないと……。ゆっくり休んでトラック200mに備えたい」