ブラインドサッカー — 2010/11/28 日曜日 at 14:46:43

「ロンドンパラリンピックの出場権を」 ブラインドサッカーJAPAN、アジアパラ競技大会に挑む

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「かなり激しい試合になると思うが、強い気持ちを持って楽しんできたい」 壮行会で三原健朗キャプテンが挨拶

広州で閉幕したアジア競技大会で日本サッカーは男女そろって金メダルを獲得した。その勢いに乗りたいのが、12月のアジアパラ競技大会に出場するブラインドサッカー日本代表である。

11月27日、クーバー・フットボールパーク(東京・八王子)で行われた日本代表壮行会。約100人のサポーターを前に風祭喜一監督はこう話した。「私の夢はパラリンピックに出場し、メダルを獲ること。そのために、まずは参加権を獲らなくてはならない。チーム全員の目標を同じものにして、アジアパラ競技大会を戦ってきます!」

ブラインドサッカーでは、2012年ロンドンパラリンピックに向ける戦いがすでに始まっている。8月の世界選手権で優勝したブラジルが出場権を一番に獲得。今後、各地域で予選が行われ、その上位国に出場権が与えられていく。アジアでは、12月のアジアパラ競技大会で優勝する国、2011年に開催されるアジア選手権の優勝国にパラリンピックの出場切符が渡される。日本がパラリンピック初出場を果たすには、アジアのトップ2に入らなければならない。

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日本代表と関東選抜が対戦した壮行試合は、黒田(写真)と加藤のゴールで沸いた

2007年のアジア予選で4位に終わり、北京パラリンピック出場を逃した日本。世界選手権も2度経験し、世界最高峰の大会・パラリンピックにかけるおもいは強い。「これまでの悔しいおもいがよみがえってきている。この悔しさをバネに練習を重ねてきた」と、2002年から日本代表を牽引してきたエース黒田智成。パラリンピックで、自転車の金メダルを含む4個のメダルを手にしているDF葭原滋男は「まだアジアなので、ここで負けている場合じゃない。皆さんの応援を力にパラリンピック行きチケットを持ち帰ってくる」と力を込める。

広州2010アジアパラ競技大会は、12月12日から8日間に渡って開催される。新たな競技として採用されたブラインドサッカー(視覚障害者の5人制サッカー)には、北京パラリンピック銀メダルの地元・中国、パラリンピックに2回出場経験がある韓国、イラン、タイ、ウズベキスタン、そして2005年アジア王者の日本が出場予定。決勝戦は18日に行われる。

(取材・文/瀬長あすか)