ブラインドサッカー — 2009/11/3 火曜日 at 0:00:40

アジア選手権を前に白熱

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ミズノフットサルプラザで行われたブラインドサッカー関東リーグ第6節
ミズノフットサルプラザで行われたブラインドサッカー関東リーグ第6節

秋日和の日曜日。ミズノフットサルプラザ調布は、仲間たちとフットサルを楽しむ人たちでにぎわいをみせていた。フットサルを終えたひと組のグループが、サッカー談議に花を咲かせながら帰路に着こうと歩きはじめる。その足が、ひとつのコートの前でぴたりと止まった。

コートのなかでは、目隠しをした選手たちが、俊敏なドリブルでボールを自在に操っていた。

立ち止まってサッカーを見ていたひとりが、両足を内側にかわるがわる動かすそのサッカー特有のドリブルを真似てみる。だが、目の前の目隠しの選手のように、滑らかにはできない。

若者はあたまをひねった。
ピッチを縦横無尽に動き回っている選手たちから、しばらく目を離さなかった。

彼らが見ていたのはブラインドサッカーだ。視覚障害がある人たちによるサッカーで、フットサルにルールが似る競技。フットサル場で公式戦やイベントが行われこともあるから、サッカーファンならもうご存じかもしれない。実際にそのプレーを間近で見たことがある人は、トップ選手たちの巧みなボールさばきにまず驚くものである。

B1関東リーグの第6節。最終節となるこの日は、関東6チームが集まり、これまでの戦いの結果をもとに、順位決定戦が行われていた。

優勝したのは、12月に東京で開催されるアジア選手権の日本代表、落合率いるF.C.ビヴァンツァーレ。強豪たまハッサーズをPK戦で降し、優勝を手にした。同日本代表の加藤、葭原らがいるT.wingsは、5位という結果ながら、フィールドプレーヤー4選手が得点する活躍で存在感を示した。4位のウォーリアーズも、得点力のある佐々木を中心とした攻撃でリーグ戦を盛り上げた。

<関東リーグ第6節>

優勝 F.C.ビヴァンツァーレ(茨城)
準優勝 たまハッサーズ(東京)
3位 F.C.アヴァンツァーレ(茨城)
4位 ウォーリアーズ(千葉)
5位 T.wings(埼玉)
6位 山梨キッカーズ(山梨)

MVP:田村 竹晃

この日をもって今年度のリーグ戦は終了。12人の日本代表のうち、11選手が関東リーグに出場していた。「いいイメージで締めることができた。あと一ヵ月でコンディションをあげていく」と日本代表の佐々木。
今後、日本代表選手たちは、12月16日(水)から20日(日)までアミノバイタルフィールドで行われるブラインドサッカーアジア選手権に向けて強化合宿を実施。アジア王者を目指し、さらなる強化を図る。

(取材・文:瀬長あすか)