パワーリフティング, 夏季競技 — 2012/11/19 月曜日 at 20:33:25

パワーリフティングの選手権大会に大堂・三浦が登場

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今大会で最も注目を集めた大堂秀樹の試技。ロンドンパラリンピックではパワーリフティング日本代表過去最高の6位だった/撮影:吉村もと

全日本障害者パワーリフティング選手権大会が18日、BumB東京スポーツ文化館で行われ、ロンドンパラリンピック日本代表のエース、大堂秀樹(男子82.5キロ級)が2回目で180キロに成功。同日本代表の三浦浩(男子48キロ級)は119キロを挙げ、それぞれの階級で優勝を飾った。

大堂の試技は圧巻だった。2回目の試技、車いすからベンチプレス台に乗り移ると、大きく2度深呼吸。スーッ、ハーッという呼吸の音が会場の空気を支配する。腰にベルトを巻くことで体を固定させ、仰向けに寝た後、両手を挙げてまた深呼吸。会場の視線を一身に浴びながらも、決して自らのペースを崩さない。制限時間をいっぱいに使い、試技に向けて体を揺らしながらポジションを整えた。バーベルをスタンドから外してスタートすると、スッーと胸に引き付けて止めて、きれいに持ち上げた。

現在は本調子ではないという大堂だが、さすがの存在感を見せつけた。この日の目標を180キロをクリアすると、3回目はパス。危なげないパフォーマンスだった。

大会最後に選手、関係者全員で集合写真におさまった

48キロ級の三浦浩のターゲットは、日本記録更新となる124キロ。スタート重量の114キロを挙げると、2回目の試技で119キロをマーク。だが、124キロに挑戦した3回目はバーベルを挙げることができず、日本記録に4キロ及ばない119キロに終わった。

翌週の大会に標準を合わせている三浦。「次こそは125キロを出したい」と言い、「130キロ達成も見えている」と力強く語った。

パラリンピックのパワーリフティングは下肢障害の競技。障害レベルのクラス分けはなく、体重別に分かれて上肢の筋力を競う。

今大会では、その下肢障害(IPC)部門の他、パラリンピック種目を目指す視覚障害部門と、聴覚障害部門も開催されていた。

(取材・文/瀬長あすか、撮影/吉村もと)