ウィルチェアーラグビー — 2010/8/12 木曜日 at 18:05:13

【ウィルチェアーラグビー】厳しさ痛感! 再渡豪の三阪、成長誓う

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2010オーストラリアリーグに参戦するため渡豪しているウィルチェアーラグビーの三阪洋行が、6日からブリスベンで行われたラウンド3に出場した。所属するサウスオーストラリア・シャークスは、ラウンド3を1勝4敗の成績で終え、22日からシドニーで開催される決勝ラウンドに挑む。

3日間に渡ってブリスベン・エンターテインメント・センターで行われたラウンド3。シャークスの初戦の相手は、世界ナンバー1プレーヤーの呼び声高いライリー・バットを擁するNSW Gladiatorsだった。三阪は、6月に日本代表として出場したカナダカップ2010で、ライリーのいるオーストラリアに苦杯をなめた。その雪辱を期して臨んだ一戦だったが、チームはあえなく敗退。「前半で勝負をつけられてしまった。力の差があった」と、肩を落とした。

シャークスは、終始ゲームを優位に進めたVictorian ‘Coloplast’ Thunder戦で一勝したが、残りの試合で黒星を喫し4敗。
三阪は、
「ハイポインターのGeorge Hucksがミスを連発、またSteve Porterが不調を理由に途中交代するなどアクシデントが続き、自分自身もチームにフィットできなかった」
と、悔しがった。

語学の壁にもぶつかった。
「うまくコミュニケーションが取れず、戦術面で思うように動けなかった」
海外で戦うことの厳しさを痛感したようだ。

「負けていても何かは得なければいけない」――。
5月にラウンド1に参戦した後、一旦帰国し、7月下旬に再渡豪。日本を留守にし、強化メンバーやチームに迷惑をかける分、オーストラリアリーグで成長しようと必死だ。
「ライリーとの勝負をいろいろ試した。自分がボーラーの場面、彼がどのタイミングでボールカットを狙ってくるか、1対1になったときはどんな選択をすればいいか。ディフェンスなら、スピードで頭抜けているライリーを3人がかりで止めにいくよりパスを出すように誘発して他の選手を潰す方が有効。そんなことを考えながら試合をしてきた」

決勝ラウンドは、22日(金)から24日(日)にシドニーで行われる。「チームに貢献したいし、自分の収穫も欲しい」という三阪。残り約10日間で、更なるレベルアップを誓う。

(文/瀬長あすか)