ウィルチェアーラグビー — 2010/2/2 火曜日 at 0:45:39

本場アメリカで初の“日本人対決”が実現!

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レイクショア・デモリッション
レイクショア・デモリッションのスターティングメンバー(提供写真)

現地時間の1月31日、ウィルチェアーラグビーが盛んなアメリカの地で初の“日本人対決”が実現した。

現在アメリカでは、USクアドラグビー協会(USQRA)による2009-2010シーズン真っ只中。1月29日から3日間、バーミンハム(アラバマ州)のレイクショア財団であったトーナメント戦「2010 Demolition Derby」に、フェニックス・ヒートに所属する島川慎一(3.0クラス)と、レイクショア・デモリッションに所属する仲里進(2.5クラス)が参戦。日本でウィルチェアーラグビーの普及が始まった1997年以降、初めてとなる海外での日本人選手対決が実現した。

プールAで2位となった強豪レイクショア・デモリッション、プールB1位通過のフェニックス・ヒートは、それぞれクロスオーバーゲームを制し、31日に行われた準決勝で激突。仲里がいるレイクショア・デモリッションが、49-43でフェニックス・ヒートを下した。
その後決勝で、カナダチームと対戦したレイクショア・デモリッションは、52-42で敗れ、準優勝となった。

日本国内ではOkinawa Hurricansに在籍する仲里は、今シーズンより念願だったアメリカでプレーする。強豪に身を置き、世界ランキング1位アメリカの代表選手たちにもまれながら、持ち前の突破力などスキルを磨いている。

一方の島川は、世界でもトップクラスのスピードを持つハイポインター。日本では選手権5連覇中のBLITZに在籍、アメリカ参戦は4シーズン目で、2005年には海外選手として初の年間最優秀賞を受賞しているスター選手だ。

ずっと勝ちたかった相手――仲里

「Shinさん(島川)とできて楽しかった。Shinさんのチームに初めて勝てたしね」
対戦を振り返り、そうコメントした仲里には、日本国内で島川がいるBLITZをずっと越えられなかった想いがある。
1対1で、ときにはローポインターと2人がかりで島川の突破を拒んだという仲里は、島川の猛攻を抑えた価値ある勝利を、素直に喜んだ。

まだまだこれから。次はリベンジ――島川

本トーナメントで活躍した島川は、チーム3位という成績ながら、MVPを獲得した。上位に食い込めず、喜びは少ないが、「今シーズンから移籍してきた選手や新人もいてまだまだ発展途上。チームは試合を重ねてこれから強くなっていく」と次節に向けて手ごたえを感じたようだ。
また、決勝進出をかけたレイクショア・デモリッション戦での敗戦について「今回はレイクショアのホームトーナメントだった。2月にはフェニックスのホームゲームがあるので、リベンジを果たしたい」と話した。

4月にはアメリカNO.1を決める全米選手権も開かれる。最もレベルの高い舞台で、日本人選手が再び顔を合わせるかもしれない。

(取材・文/瀬長あすか)

【2010/2/3】記事公開後、仲里選手からコメントが取れたので加筆しました。
【2010/2/11】写真を追加しました。