ソチパラリンピック, 冬季競技 — 2014/3/14 金曜日 at 7:51:25

アルペンスキー鈴木が回転で優勝! 大会3個目の金メダル

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男子スラローム座位で優勝した鈴木の力強い滑り(撮影/吉村もと)

4位に入賞した森井大輝

ソチパラリンピック第7日は13日、アルペンスキー男子回転が行われた。座位の鈴木猛史(駿河台大職)が2本の合計1分53秒78で優勝した。鈴木は8日の滑降で銅メダルを獲得している。今大会の金メダルは同じアルペンスキーの狩野亮(マルハン)が獲得した2個に続く3個目。

1本目はトップとの差1秒61の2位。「朝は緊張していたけれど、チェアスキーに乗ってからは落ち着いていた」という鈴木は、コーチ、そして先に滑った狩野(7位)や森井大輝(富士通セミコンダクター/4位)の情報を受け、「比較的荒れていないインをついていく作戦にした」。荒れた雪質で転倒者も多く、守るしかない場面もあった。練習を重ねてきたベストの走りではなかっただろう。しかし、1本目1位の選手が転倒し、金メダルを手中にした。それもこれも勝負の世界ということだ。

得意の回転で転倒してしまった三澤

フラワーセレモノーの後、「3度目の正直が実現できてうれしい。ひっぱってきてくれた先輩たちのおかげ」と感慨深げに語った。

立位は、三澤 拓(キッセイ)、小池 岳太(セントラルスポーツ) が転倒による途中棄権。スラロームにかけていた三澤は、「情けない。何しているんだろう」とうつむいた。

■アイススレッジホッケー、決勝カードはアメリカ対ロシアに

シャイバ・アリーナで行われたアイススレッジホッケーの準決勝は、ロシアが4-0でノルウェーを、アメリカがカナダを3-0でそれぞれ下し、決勝進出を決めた。

パラリンピック初出場のロシアの快進撃が止まらない

ロシアが昨日のアメリカ戦に続き、前回銅メダルのノルウェーも撃破した。試合開始早々から、ノルウェーゴールに襲いかかるロシア。5分40秒にDmitrii Lisov(FW)が先制点を挙げるとパックはスピードのあるロシアが完全に支配。攻撃の形を作ってじっくりと攻め上がるタイプのノルウェーは、パックを前線に出してもことごとくディフェンスに押し戻される苦しい展開に。最終ピリオドには、再びロシアがダメ押しの1点を追加。ノルウェーはゴールキーパーをベンチにあげて6人攻撃を図るが、ロシアの堅い守りに攻めきれず、逆にパックを奪われて誰もいないゴールにシュートを決められた。地元ロシアの決勝進出に、満員の観客は大歓声を送り勝利を称えた。

準決勝第二試合は、前回優勝のアメリカと現世界ランキング1位で優勝候補筆頭のカナダという、見ごたえのあるカード。両チームとも、ゴール裏からの展開や攻守の切り替えの早さなど、さすがのプレーで5,100人を超える観客を魅了した。拮抗した攻防が続くが、各ピリオドでワンチャンスを見逃さず得点を重ねたアメリカが3-0で勝利した。カナダは五輪で優勝したアイスホッケー代表男女に続く3冠を狙ったが、2大会連続で決勝進出を逃した。