【バンクーバーパラリンピック】「勝てる試合」を落とし、1勝2敗

by

ogawa00.jpg
セカンドとしてパラリンピック初出場を果たしたリザーブの小川亜希/撮影:吉村もと

予選リーグ2日目、日本は同じアジアの強豪、韓国と対戦。緊迫したゲームを繰り広げたが、5-7で敗れた。また、続くドイツ戦も4-12で落とし、1勝2敗となった。

予選トーナメント第2日(第1試合) 日本5‐7韓国

「いっぱいチャンスはあったんだけど……」悔しさが、内堀勝司コーチの口をついて出た。スキップの中島が氷を読み切れず、試合をコントロールできなかった。

前日のイタリア戦で64パーセントを誇った中島のショット率は40パーセントに落ちた。持ち味のドローショットが決められない。第5エンド、自らのミスショットで、韓国に2点を献上。6回の好機もドローが決まらずビッグエンドを作れなかった。「勝てる試合だった」。ライバルと位置づける韓国との一戦を落とし、悔しさをにじませた。

この日はダブルヘッダー。次戦は、韓国戦を戦ったDシートではなく、Bシートでの試合となり、氷のフィーリングもまた違う。「まだまだ大丈夫」。中島は、自分に言い聞かせるように、気持ちの切り替えを図っていた。

cur00.jpg
韓国戦でショットの確認をするリードの斉藤(中)、セカンドの小川(右)、サードの市川/写真:吉村もと

また、韓国戦には、セカンドの比田井に代わり、小川が出場。初めて大舞台でプレーした小川は、次のように話した。
「それほど緊張はしませんでしたが、焦りの気持ちが出てしまい、持っている力を出せなかった。いつも練習している氷と様子が違い、重かった。対応しようとして力を入れると、ブレてしまったり、(ストーンの滑る距離が)短くなってしまうショットが多くあった。歓声がすごく聞こえてうれしかったです。(観客に)応えたかったんですが……」

予選トーナメント第2日(第2試合) 日本4‐12ドイツ

ドイツ戦も、日本は序盤からショットが決まらず苦しんだ。第5エンドから、セカンドを小川に代えたが、流れを変えることはできなかった。一方のドイツは確実なショットで着実に得点を重ね、12‐4と日本を突き放した。

kanajima00.jpg
作戦を練るスキップの中島/写真:吉村もと

中島は試合を振り返って「敗因は作戦ミス。(世界の強豪を相手に)いつもの通りにやってしまった。機転をきかせなくてはいけない」と語った。「明日は(ダブルヘッダーではなく)一試合だけなので、今日のことは忘れて集中して臨みたい」と前を向いた。

3試合を終えて1勝2敗。日本は次戦(現地時間15日)で、強豪カナダと対戦する。

▼14日の日本戦の結果
日本10100300=5
韓国01022022=7

日本 0001030×=4
ドイツ3130302×=12

(取材・文/瀬長あすか、撮影/吉村もと)