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メダル獲得が期待されるウィルチェアーラグビーの選手と握手をする野田首相(中央)/撮影:吉村もと
8月29日から9月9日まで開催されるロンドンパラリンピックに出場する日本選手団が23日、東京都内のホテルで結団式と壮行会を行った。
日本選手団は選手153人(役員121人)で、20競技中17競技に出場する。選手162人が参加した前回の北京大会では金メダル5個、銀メダル14個、銅メダル8個の計27個のメダルを獲得。
中森邦男団長は、「北京大会を上回ることが目標。複数の競技で金メダルを目指し、とくに団体競技でもぜひメダルを取りたい」と語った。
結団式では、西村智奈美厚生労働副大臣から旗手の木村敬一(水泳)に団旗が手渡された。また、夏冬あわせて6度目のパラリンピック出場となる主将の土田和歌子(陸上)は、決意表明で、「選手一人ひとりが自覚を持ち、克己復礼の精神のもと、誇るべき日本の強さを世界に証明するため、全身全霊で個々の可能性への挑戦を行います。また、支えてくださる方々の思いを胸に、最高峰の舞台で最高のパフォーマンスを目指し、被災地の皆さまにも勇気と元気を、そして日本に笑顔を届けたいと思います」と力強く宣誓し、活躍を誓った。
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「スポーツ担当として皆さんの活躍を期待しています」。結団式では平野博文文部科学大臣も選手を激励した
壮行会では、野田佳彦内閣総理大臣が壇上に。「ロンドンはパラリンピック発祥の地と聞いております。その地で世界の強豪たちと日の丸を背負って堂々と渡り合っていただきたいと、切に願っております。そうした皆さまの勇姿を日本中が見守っています。応援をしています。メダルを獲って、獲って、獲りまくってほしい。私も日本から精一杯応援をすることをお約束します。頑張ってください」と熱いエールを送った。その後は、競技ごとに選手らの席をひとつずつまわって激励し、ガッツポーズを作りながら笑顔で写真におさまっていた。
注目の団体競技ウィルチェアーラグビーが秩父宮ラグビー場で記者会見
また、秩父宮ラグビー場では、結団式に先立ち日本ウィルチェアーラグビー連盟(協力・日本ラグビーフットボール協会)による記者会見が開催された。“金メダル獲得”がチーム目標。
15人制ラグビーの経験がある三阪洋行バイスキャプテンが「10年以上かけてメダルが手に届くところまで、やっと来ました」とロンドン大会にかける思いを語った。
▼日本代表選手のコメント
陸上・土田和歌子選手
「マラソンでの金メダルを目指します。平常心を保つことが勝利への道になると思うので、心技体を整えて、集大成として臨みたいです」
陸上・山本篤主将
「とにかく楽しむことを大切にがんばってきます!」
ゴールボール・浦田理恵選手
「残り一ヵ月が勝負。自信を持ってロンドンに入れるように準備をし、チーム一丸となって金メダルを目指します」
パワーリフティング・三浦浩主将
「(チーム目標は)限りなく上を、メダルを狙います」
ウィルチェアーラグビー・三阪洋行選手
「日本の俊敏性や器用さ、スピードは世界に通用すると思います。”メダルを獲る”というミッションを達成したいです」
水泳・秋山里奈選手
「得意の100m背泳ぎでは、スタートの反応の良さを活かして、ぶっちぎりで勝ちたいです」
(取材・文/荒木美晴・瀬長あすか、撮影/荒木美晴・瀬長あすか・吉村もと)