![]()
高い意識でロンドンパラリンピックに臨むパラサイクリング日本代表チーム(左から石井、大城、伊藤、藤田、高橋監督)/撮影:吉村もと
6月29日から7月1日まで、伊豆ベロドロームでパラサイクリングの強化合宿が行われ、ロンドンパラリンピックを控えた日本代表候補選手が集結した。
![]()
両足義足でペダルを回す藤田(写真左)。「この半年で、フォームが安定してきた」
8月29日から始まるロンドンパラリンピックの自転車競技には、藤田征樹(日立建機)、石井雅史(藤沢市みらい創造財団)、大城竜之(文京盲学校)、大城のパイロット伊藤保文(日本競輪選手会京都支部)が出場する。
「ロンドンでは、タンデムはスプリントと1km、藤田はクラス分けによる影響が少ない3km、石井は持久系の練習もしながら1kmで好成績を狙う」と高橋仁監督。日本チームに与えられた3枠すべてで入賞を目指す。
パラサイクリング日本チームは、ロンドンパラリンピックの国別出場枠獲得に苦戦し、ポイント獲得のため年5回から6回遠征を行った。共に戦ってきた分、チームとしての結束力は強い。4年前の北京パラリンピックで、金1個を含む6個のメダルを獲得し日本選手団を盛り立てた彼らは、ロンドンパラリンピックでもまた熱い戦いを見せてくれるに違いない。
藤田征樹(C3/両足下腿切断)
北京パラリンピックの後、オリンピックチームとの連携がより強まった。ナショナルチームの一員として意識を高く持ち、期待してもらっている分、結果を出さなければならないと思う。
クラス分けが変わったり、海外のレベルが上がっていたりしているけれど、自分も身体、技術、経験すべての面でレベルアップし、それが自信にもなっている。ロンドンで表彰台に上がるために、あと2ヵ月、しっかり追い込んでいく。
石井雅史(C4/機能障害など)
(北京で金メダルを獲得した後、ケガに泣かされたが)なんとか日本代表候補選手として戦いの舞台に立てることになった。
世界が強いのはわかっているが、力を入れて取り組んでいる1kmでどれだけ戦えるかがカギ。ロンドンから日本に持って帰ってきたいものがあるので、表彰台を目指して、自己記録を出せるように頑張ります。
大城竜之(B/視覚障害)
(北京では悔しい思いをしたが)過去の結果に捕らわれず、新しい気持ちで挑みたいと思うと同時に、2回のパラリンピック出場という大きな経験を活かした戦いをしたい。パイロットとは、まだ息が合わない部分もあるが、スタートや加速させるタイミングでふたりの気持ちが合ってきているので、パラリンピックが楽しみ。メダルを目標に高い意識で臨みたい。
伊藤保文(大城のパイロット)
(競輪選手である)僕が参加することで、競輪にもパラリンピックチームにもプラスになれば。プロ選手として、本気でサポートします!
(取材・文/瀬長あすか、撮影/吉村もと)