カナダカップ2010で見事3位に輝いたウィルチェアーラグビー日本代表チーム/提供写真
ウィルチェアーラグビー世界選手権の前哨戦、カナダカップ2010(カナダ・モントリオール)に参戦していた日本代表は、現地時間の20日に行われた3位決定戦でスウェーデンに勝利し、銅メダルを獲得。9月にカナダ・バンクーバーで開催される世界選手権に向けて弾みをつけた。日本がアジア・オセアニアゾーン選手権以外の国際大会でメダルを獲得するのは初めて。
強豪のアメリカ、ニュージーランドが不在とはいえ、世界ランキング7位のチームが3位となる躍進。バイスキャプテンの荻野晃一は、快挙を喜びつつ、世界選手権に向けて気を引き締める。「各国に対する戦術が当たった。ミーティングを重ねて挑んだ成果。世界選手権では、日本に対するチェックが厳しくなると思う」。
日本の主なライン(選手それぞれに与えられる持ち点の組み合わせ)は、<3.0、2.5、2.0、0.5>と<3.0、2.0、2.0、1.0>の2通りある。今大会から、日本を牽引してきたハイポインター・島川慎一に加え、パフォーマンスの高い池崎大輔がメンバー入りをしたことで<3.0、3.0、1.0、1.0>のラインが実現。3日間で計7試合をこなすハードなゲームスケジュールを、3パターンのラインで戦いきった。
大会を通して活躍した池崎(3.0class/北海道BigDippers)は、初の海外遠征ながら、クラス(持ち点)ごとに選出されるBEST PLAYERを受賞。日本の勝利に大きく貢献した。
「9月の世界選手権まで3回ある強化合宿で修正していけば、もっと上にいける」
とは島川。
世界へ存在感を示した日本。その躍進は、続く。
カナダカップ2010最終順位
1位 オーストラリア
2位 カナダ
3位 日本
4位 スウェーデン
5位 イギリス
6位 ベルギー
7位 ドイツ
(取材・文/瀬長あすか)