クロスカントリー

【バンクーバーパラリンピック】クロカンのリレー、日本は男女とも5位

2010年3月21日(日) 16:31 UTC by 吉村 もと

現地時間20日、ウィスラー・パラリンピックパークでクロスカントリースキーのリレーがあった。新田佳浩、久保恒造、佐藤圭一が出場した日本は、5位だった。1位は男女ともロシアが独占した。

リレーは男子は1人が4キロ、のこり2人が5キロ、女子は2.5キロを3周のどちらも3人一組の競技である。女子は第一走者の太田渉子(LW8)が1位と好調な滑り出しだったが、第二走者の鹿沼由理恵(B1)で4位に転落。順位を回復できないまま、カナダに抜かれ5位に終わった。

男子1位 ロシアチーム第一走者・Sergey SHILOVのコメント

「僕のラップの他の選手の障害クラスが僕より軽かったから、本当にしんどかった。残り2人が滑ってる間はとてもドキドキしてた。なんにもできないからね。よくやってくれたよ。僕らは単にメダルを獲ってるわけじゃない。その裏にはものすごい練習が隠されてるんだ」

ロシアチーム第二走者・Kirill MIKHAYLOVのコメント

「終わったときはうれしかったけど、死にそうだよ、本当に疲れた。7位で受け取って2位まで順位を上げられたからね。滑り終わったときは、本当にすべてを使い果たして倒れこんだよ」

ロシアチームの最終走者・Nikolay POLUKHINのコメント

「銀メダルと金メダルの後にやっと金メダルを手に入れたんだ。限りなく金メダルに近いものは持っていたけれど、これは100%本物の金メダルだよ。バイアスロンで2回取り損ねたから、うれしいね。
上がった息が戻るのに15分かかったよ。(第二走の)キリルに感謝している。2回目は最高の滑りをしてくれた。僕らはトリノで取り逃したリレーで金メダルを取ることができてすごくほっとしたよ。レース中はひたすら、ULSETをとらえることだけを考えていて、結果2位のウクライナチームのことすら考えていなかった。
本当に幸せ。僕は出せる力を出し切った。最後の100Mはリラックスして走ったよ」

日本チーム第二走者・新田のコメント

「メダルが取れましたね。自分の滑りに、まだ何かが足りない。少なくとも、ロシアとウクライナの走者にはついていくべきだった。チームのために、自分の仕事ができなかった」

日本チームの最終走者・佐藤のコメント

「新田選手は、クラシカルがとても得意な選手なので、リレーでどうしてもメダルが欲しかった。けど、それができなかった。
(4年後のソチについて)4年後のことはなにも言えないけど、久保選手を含めた3人でもう一度メダルに向けて頑張っていきたい」

【男子リレー1×4KM+2×5KMの結果】

1位 ロシア
2位 ウクライナ
3位 ノルウェー
5位 日本(久保、新田、佐藤)

女子1位 ロシアチーム・第二走者 Mikhalina LYSOVAのコメント

「一周目は4位で、1位との差は20秒以上引き離されてた。3人抜かさなきゃならなかったけど私なら出来るってわかってたの。結果40秒巻き返して(2位と)20秒の差をつけることができたわ。
みんなが頑張った。私たちは(第一走者の)マーシャ(Maria IOVLEVAの愛称)にがっかりさせられたわけじゃない。このメダルはすごく嬉しいわ。パラリンピックのリレーで金を獲れる自信はなかったから。ソチを目指してるかって?もちろんじゃない。あと4年間みっちり練習して備えるわ」

2位ウクライナチーム・第一走者 Iuliia BATENKOVAのコメント

「皆ががんばったおかげで銀がとれてとても良かった。もちろん金を狙っていたけど、ロシアチームはスキルが豊富でよい結果を出したわ。ロシアチームのレース展開については、彼らを良く知ってるけど打ち負かすのはすごく大変。彼らはとても強いもの。おまけに彼らは全員両手が使えるじゃない?不公平だわ。もし同じ条件なら私たちだって負けないわ。ウクライナはオリンピックよりパラリンピックのほうが強い理由?私たちはパワーと情熱に満ち溢れてて、何が起きてもこわくないからかしらね」

3位ベラルーシチーム・第一走者 Larysa VARONAのコメント

「(ベラルーシ政府の援助について聞かれ)今年の1月1日から、給料を政府からもらってます。以前は教師だったけど退職したの。だからこの援助は(パラリンピックの)2ヶ月の準備期間の大きな助けになったわ。その他に、何色であれメダルを獲得すると1個につき10,000ドル(約100万円)のボーナスがもらえるの。私は2個だから、このお金でマンションを買う頭金にするつもり」

日本チーム第二走者・鹿沼由理恵のコメント

「1週目の太田選手(太田渉子・LW8)の時は1位でした。順位を守るようにベストを尽くしたけど、早く行こうとして失敗してしまいました。悔しいですが、この気持ちが次を頑張ろうって励みになります」

【女子リレー3×2.5KMの結果】

1位 ロシア
2位 ウクライナ
3位 ベラルーシ
5位 日本(太田、鹿沼、出来島)

(編集/加々美美彩、撮影/ナカハル)

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