パリ2024パラリンピックは2日、シャンド・マルスアリーナで車いすラグビーの決勝が行われ、日本代表がアメリカ代表に48-41で勝利し、パラリンピック初優勝を果たした。
第1ピリオドは日本のミスで11-14とリードを許したが、第2ピリオドに入ると強度の高いディフェンスで相手を追い込み、逆にミスを誘って、逆転に成功。第3ピリオドを35-32で終えた日本は、第4ピリオドも集中力を切らさずに攻撃を重ね、アメリカを突き放した。
2004年のアテネ大会から連続出場し、リオ大会と東京大会は銅メダルを獲得。今大会は予選を3戦全勝で突破し、準決勝では世界選手権覇者で世界ランキング1位のオーストラリアを延長戦の末に1点差で撃破し、決勝に進出していた。悲願の金メダル獲得に、選手たちは涙を流しながら喜びを爆発させていた。
陸上では、女子円盤投(F53)で鬼谷慶子が15m78のアジア新記録をマークし、銀メダルを獲得した。また、水泳では、男子100m平泳ぎ(S14)が3位に入った。
(取材・文/荒木美晴、撮影/植原義晴)