パリ2024パラリンピックは4日、パリ南アリーナで行われたゴールボール男子の準決勝は、日本が東京大会銀メダルの中国に13-5の大差で対戦し、初の決勝進出を決めた。5日の決勝ではウクライナと対戦する。
ラ・デファンス・アリーナで行われた水泳の女子100m自由形(S12)決勝は、辻内彩野(三菱商事)が1分1秒05で3位に入り、銅メダルを獲得。また、同200m個人メドレー(S14)では木下あいら(三菱商事)が2分25秒96で泳ぎ、3位に入った。
スタッド・ローラン・ギャロスで行われた車いすテニスは、女子シングルス準決勝で上地結衣(三井住友銀行)がアニク・ファンクート(オランダ)を6-0、4-6、6-4のフルセットの末に下し、決勝進出を決めた。7月のウィンブルドンではファンクートにフルセットで敗れ、その時と同じような試合展開になったが、「最後の数ゲームは、自分を俯瞰でみることができ、自分のギア、集中力がひとつ上がった」と上地。「自分の車いすと身体が一体化して打てたショットがあったので、(6日の)決勝ではそれをどれだけ打ち切れるかがカギになると思う」と話した。また、上地は田中愛美(長谷工コーポレーション)とペアを組んだ女子ダブルスでも5日の決勝に駒を進めており、単複優勝を狙う。
また、男子シングルス準々決勝では、小田凱人(東海理化)が東京大会の銀メダリスト、トム・エフバリンク(オランダ)に6-4、6-1のストレートで勝利。三木拓也(トヨタ自動車)と組む同ダブルス準決勝はスペインのペアと接戦となり、5-7、6-2、10-8で逆転勝利を飾った。
(取材・文/荒木美晴、撮影/植原義晴)