パリ2024パラリンピックは5日、パリ南アリーナで男子ゴールボール決勝が行われ、日本はウクライナに延長戦の末に4-3で勝利。初優勝を果たした。キャプテンの金子和也は「日本ゴールボールチームを応援してくださった皆様、皆様のご声援が力となり、金メダルを獲得することができた。結果を形にして皆様に感謝をお伝えすることができて、本当に嬉しい」とコメントした。
卓球は女子シングルス決勝が行われ、パラリンピック初出場の和田なつき(内田洋行)がNPA(中立のパラリンピック選手)の選手に3-1で勝利し、金メダルを獲得した。また、古川佳奈美(えん・コミュニケーションズ)は準決勝で敗れたが、3位決定戦がないため、銅メダルを手にした。
5日からシャンド・マルスアリーナで柔道競技がスタート。女子48㎏級(J1)の半谷静香(トヨタループス)が登場。決勝に進出し、ウクライナの選手に背負い落しで敗れたものの、銀メダルに輝いた。半谷は4度目のパラリンピック出場で初の表彰台。
ボッチャでは混合チーム戦BC1/BC2に出場した杉村英孝(TOKOインカラミ)、廣瀬隆喜(西尾レントオール)、遠藤裕美(福島ボッチャ協会)が韓国を8-3で下し、銅メダルを獲得。今大会は、遠藤が個人戦で銅メダルを獲得しており、チームとして2個目のメダルとなった。
スタッド・ド・フランスで行われた陸上では、男子400m(S13)で福永凌太(日本体育大院)が48秒07をマークし、銀メダルを獲得。
ブラインドフットボールはエッフェル塔下に特設されたエッフェル塔スタジアムで7-8位決定戦が行われた。日本はトルコと対戦し、前半を0-0で折り返すが、第2ピリオドの7分と14分に得点を許し、0-2で敗れた。キャプテンの川村怜は「これが自分たちの実力なんだと、そのことを受け入れるのが本当に悔しい」とコメントした。
(取材・文/荒木美晴、撮影/植原義晴)