アンプティサッカー — 2022/5/30 月曜日 at 17:51:44

王者・FCアウボラーダが5度目の優勝!

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決勝戦で相手ディフェンダーに囲まれながらも攻撃をしかけるFCアウボラーダの秋葉海人(左)=花博記念公園鶴見緑地球技場

アンプティサッカーの「第7回レオピン杯Copa Amputee」が28日から2日間の日程で、大阪市の花博記念公園鶴見緑地球技場で開催された。競技普及、育成と強化を目的に2013年に始まった大会で、新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりに実施された。29日の決勝は、FCアウボラーダが関西Sete Estrelasを8-0で下し、4大会連続5度目の優勝を果たした。

28日のリーグ戦Aグループを1位で通過したFCアウボラーダが、準決勝で過去2度の優勝を誇る強豪・FC九州バイラオールを下し、決勝でもキレのあるパフォーマンスを見せた。前半、開始早々にフリーキックで先制点を挙げたエンヒッキ・松茂良・ジアスの連続得点で2-0とリードを広げる。後半に入ってもエンヒッキが2連続得点、さらには秋葉海人が3連続でゴールを決め、試合終了直前には石井賢が8点目をマーク。守ってはゴールキーパー長野哲也がフィールドプレーヤーへの正確な指示とファインセーブを見せ、勝利に貢献した。

一方、初優勝を目指す関西Sete Estrelasも序盤から積極的にボールに絡みに行くが、相手の素早いディフェンスや裏を突くパス回しに苦戦。4大会連続で決勝でFCアウボラーダに敗れる悔しい結果となったが、最後まで諦めないプレーで会場を沸かせた。来季のリベンジに向けたチーム再構築の道のりに注目したい。

得点を決め、クラッチを突き上げて喜ぶエンヒッキ・松茂良・ジアス

なお、大会MVPにはFCアウボラーダのエンヒッキが選ばれた。同時に得点王(8得点)にも輝いたエンヒッキは大会を振り返り、「チームの勝利に貢献できてうれしい」と笑顔を見せた。コロナ禍でチームの練習機会は減ったが、「メンバーは家族に近い存在。(コロナ禍でも)いつも同じ気持ちで練習に臨んでいるし、信頼関係が築けている」と続け、「(2月の)日本選手権もレオピン杯も優勝できてうれしい。引き続き、楽しく練習していきたい」と、力強く締めくくった。

また、3位決定戦はFC九州バイラオールがA-pfeile広島AFCとAC Milan BBee千葉の合同チームをPK戦で下した。

日本代表は今秋のワールドカップに出場!

今年10月1日からWAFF(世界アンプティサッカー連盟)ワールドカップ2022がトルコ・イスタンブールで開催される予定だ。各大陸予選を勝ち抜いた24カ国が集結し、頂点を争う。日本代表は3月の東アジアワールドカップ予選大会で全勝優勝しており、5度目となる本戦出場を決めている。これまでの戦績は、初出場の2010年アルゼンチン大会は15位(参加16カ国)、12年ロシア大会は12位(参加12カ国)、14年メキシコ大会は11位(参加24カ国)、18年メキシコ大会は10位(参加22カ国)。各大陸予選の導入は今大会からで、グループ予選から強豪国との激戦が予想されるなか、日本代表の躍進に期待がかかる。

(取材・文・撮影/荒木美晴)