22日、フットメッセ大宮でブラインドサッカーの国際親善試合「さいたま市ノーマライゼーションカップ2015」が行われ、昨秋の世界選手権で6位の日本は、南米の強豪コロンビアを1-0で下した。
先の世界選手権で守備面の手応えを得た日本は現在、リオパラリンピック出場権を争う今秋のアジア選手権に向けて“守備と攻撃の融合”をテーマに強化を図っている。これまでよりも前線で組織的なディフェンスを仕掛けることで、相手からボールを奪う位置も高くなり、攻撃のチャンスが広がる。魚住稿監督は「ラインを上げるのは難しいが、取るべきところでしっかり得点し、後は日本が得意とする守り切る流れを作りたい」と話していた。
この日は、その日本にとってイメージ通りの展開だった。前半6分に、エース黒田智成が中盤でボールをカットし、そのままドリブルで運び先制弾。その後、日本はPKのチャンスを活かせず、追加点を挙げられなかったものの1-0で勝利を収めた。
アジア選手権まで約半年。ブラインドサッカー日本代表は、チーム一丸となりレベルアップを図るつもりだ。
(取材・文/瀬長あすか)