杭州2022アジアパラ競技大会 — 2023/10/25 水曜日 at 2:54:31

【杭州2022】競泳は鈴木、木村らが金メダル獲得

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24日は競泳で7個の金メダルが誕生(撮影/植原義晴)

杭州2022アジアパラ競技大会は24日、競泳が行われ、メダルラッシュに沸いた。

男子100m自由形(S4)は鈴木孝幸(ゴールドウイン)が圧倒勝利し、東京パラ王者の風格を見せつけた。男子400m自由形(S11)は富田宇宙(EY Japan)が逆転で金メダルを獲得。スタートから終盤まで隣のレーンを泳ぐ中国の選手とデッドヒートを繰り広げ、350mのターンであった0.74秒の差を最後の猛追でひっくり返した。男子100m背泳ぎ(S14)は山口尚秀(四国ガス)が1分00秒61の大会新記録で優勝。男子200m個人メドレー(SM10)は南井瑛翔(近畿大)が、男子100m背泳ぎ(SB8)は窪田幸太(NTTファイナンス)が制した。注目の男子100mバタフライ(S11)は木村敬一(東京ガス)が1分1秒28の大会新記録で優勝。富田も2位に入り、ワンツー・フィニッシュとした。

また、この日最後の種目の混合400mリレー(S14)は山口、木下あいら(三菱商事)、井上舞美(いずみ21大津イトマンスイミングスクール)、中島啓智(あいおいニッセイ同和損害保険)の4人で挑み、アンカーの中島が1位の香港と7秒43の差を逆転し、3分53秒63のアジア新記録で優勝した。

陸上は、男子100m(T52)の伊藤竜也(新日本工業)が17秒41位の大会新で優勝。柔道は廣瀬順子(SMBC日興証券)が女子57㎏級(J2)を制した。男子73㎏級(J2)の瀬戸勇次郎(九星飲料工業)は3位決定戦でカザフスタンの選手に一本勝ちし、銅メダルを手にした。

(取材・文/荒木美晴、撮影/植原義晴)