ブラインドサッカー — 2018/11/5 月曜日 at 0:02:40

日本は世界2位のアルゼンチンに歴史的ゴール奪うも逆転負け

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強豪アルゼンチン戦で先制ゴールを決め、ガッツポーズを作る川村怜=町田市立総合体育館(撮影/植原義晴)

ブラインドサッカーの競技普及と2020年東京パラリンンピックでのメダル獲得に向けた強化を目的とする国際親善大会「ブラインドサッカーチャレンジカップ2018」が11月4日、町田市立総合体育館で行われた。世界ランク9位の日本代表は、同2位のアルゼンチン代表と対戦し、1‐3で敗れた。

体育館のフロアに人工芝を敷き詰めて実施された今大会。両チームとも、普段とは違うボールの転がり方などに苦労しながらも、力を出し切った。日本は前半3分、エース・川村怜のシュートで先制。日本代表は過去4回、アルゼンチン代表と対戦して得点はゼロ。5戦目にして歴史的初ゴールとなった。だが、前半終了間近に同点に追いつかれると、後半は終始アルゼンチンのペースに。10分と17分にマキシミリアーノ・エスピニージョに得点を奪われ、逆転負けを喫した。

川村は「(8月に対戦した時より)相手陣地に入れたし、1点、ゴールをこじ開けられたのは良かった。ただ、リードしたあとの時間の使い方に甘さが出てしまった」と振り返った。

※近日中に関連レポートを公開予定です!

Grande Tokyo(左)対CA SOLUA葛飾の試合は0-0の引き分けに

午前中に同会場で行われたロービジョンフットサル(ブラインドサッカー東日本リーグ2018)のGrande Tokyo対CA SOLUA葛飾の試合は、0-0の引き分けだった。

※ロービジョンフットサルは、主に弱視の選手で構成される5人制のサッカー。フィールドプレイヤーはアイマスクを装着せず弱視状態のままプレーし、ボールは音の出ない通常のフットサルボールを使用する。

(取材・文/荒木美晴、写真/植原義晴)