「IBSAブラインドサッカーワールドグランプリ2019」が19日、品川区立天王洲公園で開幕した。2020年まで3年連続で開催されるもので、今回は第2回大会となる。参加8カ国が2グループに分かれてリーグ戦を行い、その結果をもとに決勝トーナメントを実施する大会形式は、東京2020パラリンピックと同じで、参加国にとっては試金石となる大会といえる。
世界ランク9位の日本代表は、同4位のスペイン、同11位のコロンビア、同13位のロシアと同じグループA。日本代表はまず、初戦でロシアと対戦。序盤から積極的に攻撃をしかけたのは日本で、緻密なパスワークで再三相手のゴール前に攻め込んだ。しかし、ほとんどの時間でボールをキープしながら相手の堅守に阻まれ、決定打が出ず。試合は0-0の引き分けとなった。
試合後、キャプテンの川村怜は「シュートチャンスで決めきれなかった。勝てるゲームを落としてもったいなかった」とコメント。20日のコロンビア戦については、「難しい試合になると思うけれど、僕らも積み上げてきたものがある。全員の力で勝利を掴みたい」と、力強く語った。
2グループによるリーグ戦は21日まで行われ、23日に下位トーナメントと準決勝、最終日の24日に順位決定戦が行われる。
(取材・文・撮影/荒木美晴)