ブラインドサッカー — 2019/3/21 木曜日 at 20:46:03

【WGP2019】世界4位のスペインを撃破! 日本代表が準決勝進出!

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ディフェンスを振り切り、ボールをキープして前を向く川村=品川区立天王洲公園

「IBSAブラインドサッカーワールドグランプリ2019」は21日、大会3日目を迎え、日本がスペインを1‐0で撃破。通算2勝1分とし、グループリーグを1位で突破。23日の準決勝進出を決めた。

スペインは世界ランク4位の強豪。日本代表はその格上のチームを無失点に抑えた。守備からの攻撃を体現し続けた日本は後半8分、相手がクリアしたボールを左サイドのフェンス際で受けた川村怜がドリブルで中に切り込み、左足で地を這うグラウンダーシュートを放つ。それが見事にゴール左隅に突き刺さり、先制点を奪った。

満員となった観客の声援に応える日本代表メンバー

これが決勝点となり、準決勝への切符を手にした日本。昨年は5位に終わっているだけに、川村は「この1年の強化が成果としてあらわれた」と自信をのぞかせる。準決勝の相手は、グループB 2位のイングランド。強敵だが、前回大会のグループリーグでは日本が勝利している。

今日の試合で守備の要として活躍した田中章人は、「まだ階段は登りかけ。今日の試合を無失点で抑えたことは自信になったし、次も、決勝も、ゼロに抑えることに意味があると思っている。声援で僕たちの背中を押してほしい」と、会場の観客に後押しを求めた。

また、今大会は有料席が設けられている。21日は祝日ということもあり、チケット購入の観客数は1,289人で、全席完売となった。

(取材・文・撮影/荒木美晴)