「IBSAブラインドサッカーワールドグランプリ2019」は23日、準決勝が行われ、日本はイングランドに0-2で敗れた。準決勝のもう一試合は、アルゼンチンがスペインに勝利。大会最終日となる24日の3位決定戦は日本対スペイン、決勝はアルゼンチン対イングランドのカードとなった。
日本はグループリーグの3試合は序盤から積極的な攻撃をしかけて主導権を握る展開を作ったが、この試合は苦しんだ。「前半に間延びした時間帯があった。相手に自信を与えてしまった」と、試合を振り返った日本代表の高田敏志監督。
立ち上がりから身長190㎝のダニエル・イングリッシュ、身長192㎝のブランドン・コールマンのWエースを抑えきれず、ポジショニングが崩れる場面も。前半は猛攻をしのいで無失点に抑えたが、後半7分、イングリッシュにドリブルで守備を突破され先制点を決められると、試合終了2分前には再びイングリッシュにゴールを許した。
キャプテンの川村怜は「相手は気迫がこもっていたし、アグレッシブに寄せてきた。(昨年の対戦では日本が勝利しているが)、チームとして成長していると感じた。3位決定戦は必ず勝って終わりたい」と話し、前を向いた。
(取材・文/荒木美晴、撮影/植原義晴)