「2015ジャパンパラゴールボール競技大会」が7月31日から8月2日の3日間、足立区総合スポーツセンターで開催された。
ロンドンパラリンピック金メダルの女子日本代表チームの強化が目的。トルコ(2015 ヨーロッパ選手権1位)、ロシア(2014 IBSAゴールボール世界選手権2位)、韓国(世界ランキング28位)を招き、4か国で強化試合を行った。
ベテランをケガや体調不良で欠き、若手主体で臨んだ日本は、予選を3位通過。3位決定戦では、予選4位の韓国に0-1で敗れ、最下位に沈んだ。
市川喬一ヘッドコーチは、大会を終えて「まだまだ技術と経験が不足している。しかし、勝ちと負けのプロセスを若手が経験できたことは大きな収穫だった」と語った。
決勝は、トルコが4-3で予選1位のロシアに逆転勝利し、優勝を飾った。
日本チームは、11月のリオパラリンピック最終予選(中国)を控えている。5月のIBSAワールドゲームスで6位に終わるなど苦戦が続いているが、同大会で優勝するしかリオ切符を手にする方法はない。今大会の悔しさをバネに強化を図り、パラリンピック女王の意地を見せてほしい。
【外部リンク⇒】リオへ崖っぷちのロンドン女王・日本 ゴールボール代表、悔しさを力に変えて
(取材・文・写真/瀬長あすか)