15日にウィスラー・パラリンピックパークで行われたクロスカントリースキー男子20キロ立位で佐藤圭一(LW8)が
17位に終わった。
ちらついていた雪も競技が始まるころには止み、風もなくコンディションは上々。競技後、レースを振り返り、「一番の原因は経験不足。20キロの目標は10位以内だったが世界はそんなに甘くなかったし、自分の動きもイメージするものではなかった。ただ、初出場でこれは満足している。4位以下はすべて同じだし、次回頑張りたい」と、前を向いた。
ゴール後、佐藤は、「(膝の状態を聞かれ)練習をやりすぎると後半もたなくなる。今日も2周目まではいい調子だったが、2周目後半から膝が痛くなり、3周目からは動きが鈍くなってきた。そこでどこまで頑張るかが問われるところだが、頑張ると負担がかかるし、止めたほうがいいかと悩んだ。でも、滑りきれてよかったと思う」と、話した。
また、「次のバイアスロンで頑張り、最後のリレーにいい形でのぞめれば、と思う。個人レースの勝ちも大事だが、日本チームがメダルを狙えるのはリレーだけ。応援してくれてる皆さんに形で返したい」と話し、最後は笑顔を浮かべた。
(取材・文/加々美美彩)