パラバドミントン — 2023/11/8 水曜日 at 18:42:17

ベテラン長島、決勝T進出! 予選敗退は20年間でゼロ「記録が途切れないかドキドキした」

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男子WH1シングルスで決勝トーナメント進出を決めた長島=国立代々木競技場第一体育館

「ヒューリック・ダイハツ Japanパラバドミントン国際大会2023」は8日、競技2日目を迎えた。

男子シングルスWH1の長島理(LIXIL)はタイの選手と対戦し、21-18、21-16と接戦を制した。今季は5月のタイ国際で敗れている相手にリベンジを果たした格好の長島。「ホームで勝ててよかった」と、安堵の表情を見せた。

7日の初戦は、東京パラ金メダリストで、先日のアジアパラは単・複・混合複と3冠を達成した22歳の屈子墨(中国)にストレートで敗れたものの、予選ラウンドは1勝1敗とし、決勝トーナメント進出を決めた。44歳で競技歴は20年の長島。長いキャリアのなかで、今大会を含めて国際大会で予選敗退をしたことがないといい、「今日は20年の節目で、しかも地元の日本で記録が途切れないかドキドキした」と笑う。競技レベルが年々向上するなかで、トップレベルを維持するのは容易なことではないが、「運と、ギリギリのところで踏ん張れるところが要因かな」と語る。

今大会の直前に行われたアジアパラは前身のフェスピックを含めると5度目の出場となり、準々決勝で韓国の選手に敗れて初めて表彰台を逃した。長島は、「残念ではある」としつつも、「今回はパリのパラレースの一環であり、ベスト8のポイントを獲得できた。その最低ラインはクリアできたので、ひとまず良かった」と、冷静に振り返る。

数々の試練と難関を乗り越えてきたベテランが、今大会の決勝トーナメントではどんなプレーを見せてくれるのか、楽しみだ。

女子ダブルスWH1-WH2で惜しくも中国ペアに敗れた里見(手前)・山崎組(撮影/植原義晴)

女子車いすダブルスWH1-WH2は、東京パラ金メダルの里見紗李奈(NTT都市開発)・山崎悠麻(同)組がCHAOYUE Fan・LI Hongyan(中国)組に14-21、19-21で敗れた。里見・山崎組は相手の深いクリアからスペースを作られ、我慢のラリーをさせられる展開に。第2ゲームの終盤は粘りを見せたが、突き放された。ふたりは「私たちのダブルスをさせてもらえなかった」と話し、次戦での巻き返しを誓っていた。

(取材・文・撮影/荒木美晴)