シッティングバレーボールは座ってプレーする6人制のバレーボール。年齢や障がいの有無に関係なく誰もが取り組めるスポーツとして人気で、全国にクラブチームがある。そのクラブチームの日本一を決める「第21回日本シッティングバレーボール選手権大会」が12月9日から2日間にわたり、神戸市立王子スポーツセンターで行われた。
男子の部16チームの頂点に立ったのは千葉パイレーツ。シドニー・アテネパラリンピックに出場した主将の加藤昌彦を中心に、抜群のチームプレーを見せた。『春高バレー』の出場経験がある選手も多く、安定した守備力も光った。2大会連続7度目の優勝に、選手は笑顔を見せた。
女子の部は東京プラネッツ女組・黒が3連覇を果たした。予選リーグから決勝トーナメントのファイナルまで5試合を戦い、すべての試合でストレート勝ち。盤石の強さを見せた。今年は東日本選手権大会・全国親善交流大会in白馬でも優勝しており、2年連続のグランドスラム達成となった。
“女王”がこの勢いを来年もキープするか、それとも牙城を崩すチームが現れるか。次回の大会が楽しみだ。
(取材・文・撮影/荒木美晴)