NEWS, 車いすバスケットボール — 2021/6/17 木曜日 at 18:35:23

車いすバスケットボール男女日本代表内定選手決定!

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2大会連続でパラリンピックに出場する鳥海連志=有明アリーナ(5月9日撮影)撮影/植原義晴

日本車いすバスケットボール連盟は17日、東京2020パラリンピックの男女日本代表内定選手各12人を発表した。

男子は5大会連続出場の藤本怜央(4.5/SUS)、香西宏昭(3.5)らベテラン勢のほか、リオ大会に最年少の17歳で出場した鳥海連志(2.5/WOWOW)、20歳の赤石竜我(2.5/日体大)らが順当に選ばれた。キャプテンは豊島英(2.0/WOWOW)が務める。

女子は3大会ぶりの出場。北田千尋(4.5/LINE)、柳本あまね(2.5/あいおいニッセイ同和損害保険)、萩野真世(1.5/アビームコンサルティング)ら5月に開かれた有明特別強化試合に出場したメンバーが選ばれた。キャプテンは2人体制で、藤井郁美(4.0/電通デジタル)と網本麻里(4.5/ビームス)が務める。

車いすバスケットボール日本代表は男女とも、海外勢の高さに対抗する手段として、攻守の切り替えを素早く行う「トランジションバスケ」に取り組み、強化してきた。今回はコート上でその戦術を体現できる選手を中心に選考したといい、オンラインの記者会見に出席した男子代表の京谷和幸ヘッドコーチは、「ディフェンスで世界に勝つことを大きなコンセプトとして強化してきた。そのなかで、リバウンドを取ってからオフェンスへの速い移行はリオ大会の時より強くなった。ぜひ本番でその成果を見てもらいたい」とコメント。女子代表の岩佐義明ヘッドコーチは、「とくにプレッシャーディフェンス、セカンドのリバウンドを徹底して取りに行き、そこからオフェンスに持っていくことを強化してきた。シュート確率の低さが課題なので、しっかり練習して本番に臨みたい」と話した。

代表内定選手は以下の通り

【男子】
岩井孝義(1.0/SMBC日興証券)、川原凜(1.5/ローソン)、豊島英(2.0/WOWOW)、藤澤潔(2.0/コロプラ)、鳥海連志(2.5/WOWOW)、赤石竜我(2.5/日体大)、古澤拓也(3.0/WOWOW)、香西宏昭(3.5)、秋田啓(3.5/あいおいニッセイ同和損害保険)、宮島徹也(4.0/オー・エル・エム・デジタル)、髙柗義伸(4.0/日体大)、藤本怜央(4.5/SUS)

【女子】
財満いずみ(1.0/日本国土開発)、北間優衣(1.0/日本生命保険相互会社)、萩野真世(1.5/アビームコンサルティング)、安尾笑(2.0/ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング)、柳本あまね(2.5/あいおいニッセイ同和損害保険)、平井美喜(2.5/立正大学学園)、小田島理恵(2.5/リクルートオフィスサポート)、清水千浪(3.0/メルカリ)、土田真由美(4.0/シグマクシス)、藤井郁美(4.0/電通デジタル)、網本麻里(4.5/ビームス)、北田千尋(4.5/LINE)

本大会組み合わせ

【男子】
<グループA> カナダ・韓国・スペイン・トルコ・コロンビア・日本
<グループB> アメリカ・オーストラリア・イギリス・ドイツ・アルジェリア・イラン

【女子 】
<グループA> カナダ・オーストラリア・イギリス・ドイツ・日本
<グループB> アメリカ・中国・オランダ・スペイン・アルジェリア

(取材・文/荒木美晴、撮影/植原義晴)