1月1日付で就任した日本パラリンピック委員会(JPC)の河合純一委員長が10日、東京都内で記者会見を開き、東京2020パラリンピックに向け、「選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、全力で支援していく」と意気込みを語った。
河合委員長はかつて水泳選手として1992年バルセロナ大会から2012年ロンドンパラリンピックまで6度のパラリンピックに出場し、5個の金メダルを含む21個のメダルを獲得している。現役引退後は、日本身体障がい者水泳連盟会長や日本パラリンピアンズ協会の理事などに就任。元パラリンピアンがJPC委員長になるのは初めてで、「自分が経験してきたことを活かし、アスリートセンターな組織体制の構築を進めていきたい。アスリートの希望や夢を実現できるよう取り組んでいく」と話した。
(取材・文/荒木美晴)