パラアイスホッケー — 2021/9/23 木曜日 at 14:52:49

パラアイスホッケー日本代表は北京パラ出場を逃す

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最終戦を前に円陣を組む日本代表=エステルスンドアリーナ(写真提供:日本パラアイスホッケー協会)

パラアイスホッケーの世界選手権Bプールの最終戦が22日、スウェーデンのエステルスンドで行われた。日本はスウェーデンに1-2で敗れて4位に終わり、来年の北京パラリンピック出場を逃した。

大会は日本、スウェーデン、中国、ドイツ、ポーランド、フィンランドの6チームがエントリー。総当たりで争い、上位3チームが北京パラリンピックの出場権をかけた最終予選(開催地・開催時期未定)に駒を進める。日本はここまでドイツと中国に敗れ、ポーランドとフィンランドに勝利して2勝2敗。この最終戦で3位につけるスウェーデンに勝てば最終予選に進出し、負ければ北京パラへの道が絶たれるという大一番だった。

試合は両チーム無得点で迎えた第2ピリオド、相手のペナルティによる日本のパワープレーのチャンスで石川雄大(東京アイスバーンズ)が先制点を挙げる。第3ピリオドには逆に相手のパワープレーで同点に追いつかれ、延長戦では互いに追加点は入れられず、シュートアウトに突入。そして、先攻のスウェーデンの2人目が成功したのに対し、日本は3人のシューター全員が決め切れず、試合終了となった。

なお、日本パラアイスホッケー協会によれば、今大会1位で北京パラの開催国枠を有している中国が最終予選のエントリーを辞退した場合は、日本が出場する可能性が残されているとのことだが、現時点では厳しい状況だ。

信田憲司監督は、同協会を通じて「前回の世界選手権と同じ内容でスウェーデンに負けてしまい、これまでやってきたことが全く足りていなかったことが分かった。状況判断やゲームスピードの向上に努めてきたが、結果を出せなかったというのがその答えであったと思う。ドイツや中国はスピードが桁違いに速いチームを作り上げており、自分たちもそれに対応できるスピードをつけることが必要であることが分かった」と振り返った。

また、キャプテンの児玉直(東京アイスバーンズ)は、「チームとして勝ちきれなかった。決定力・スピード・正確なパスワークなど、今挙げられるだけでも足りないことばかりだった。皆様の応援に応えることができず、大変申し訳ない。この結果を胸に刻み、チームとして生まれ変わりたい」とコメントした。

なお、車いすカーリング日本代表も北京パラリンピック出場を逃しており、2014年のソチ大会同様に日本選手団として団体競技の出場がなくなった。

今大会の結果、優勝した中国、2位のドイツ、3位のスウェーデンが最終予選に出場する。また、中国とドイツは来季からAプールに昇格する。

(取材・文/荒木美晴)