2年に一度開かれる「IBSAブラインドサッカーアジア選手権2017」(マレーシア・クアラルンプール)が閉幕した。現地時間17日に5位決定戦に臨んだ日本代表は、前半に川村怜と黒田智成がゴール。このリードを守り、2-1でマレーシアに勝利。5位で大会を終えた。
決勝は、中国がイランを2-0で下して優勝。3位決定戦では、タイが韓国に2-0で勝利し、来年6月に行われる世界選手権(スペイン)の出場権を、中国、イラン、タイの3カ国が獲得した。
監督・選手のコメント
高田敏志監督
「(今の)我々にとって無駄な時間は 1 試合もない。初戦の中国戦と同じ準備をして、とにかく攻撃的にいこうと試合に臨んだ。この 2 年間積み上げてきた、前に行く姿勢は出せた。決定力の精度の課題は持ち帰って、次のプレーに反映させたい。今回ほどいい準備をして代表チームが大会に臨めることは初めてだったと思うが、そのなかで世界選手権の出場権を獲得できなかった。簡単にアジアは勝ち抜けないと教わった。選手、監督、コーチ、みんなでしんどい時こそ、頑張っていきたい」
川村怜主将
「今できることは全てやりきろうと試合に挑んだので、勝利という結果で終われたことはよかった。次に繋がる結果になった。(大会を通じて)自分が点をとっていれば、もっと楽な展開になった。キャプテンをしてチームをまとめる立場にあり、もっとできたことはあったと感じている。努力していきたい」
黒田智成(MF)
「目標にアジア選手権優勝、最低でも世界選手権出場ということを掲げていたので、残念な結果になった。初戦の中国戦、タイ戦、チャンスでなかなか決められず、苦しい大会になった。必ず 1 勝はしようとマレーシア戦に臨み、苦しい、厳しい試合のなかで勝利できて、ほっとした。チームが勝つためには自分が点を取らないといけない。もっとゴールにこだわって練習していきたい」
(情報提供/日本ブラインドサッカー協会、編集/荒木美晴)