国際視覚障害者スポーツ連盟(IBSA)公認の国際大会として新設された「IBSAブラインドサッカーワールドグランプリ2018」が21日〜25日まで東京都品川区の天王洲公園で行われた。
世界ランク9位の日本のほか、アルゼンチン(同2位)、トルコ(同6位)、イングランド(同12位)、ロシア(同13位)、フランス(同14位)が出場。
2つのグループに分けて行われた1次リーグ初戦で、日本はイングランドに2-1で勝利。幸先の良いスタートを切ったが、続くトルコ戦に0-2で敗れた。1勝1敗の日本は勝ち点、得失点差ともにトルコに並んだが、総得点差でグループ3位となり、5位決定戦へ。
その5位決定戦ではフランスと対戦。序盤から日本がプレスをかけて主導権を握り、前半8分に川村怜(Avanzareつくば)が先制ゴールを挙げる。その後も相手ゴール前に幾度と攻め上がる日本。追加点は奪えなかったが、1-0で勝利した。
今大会は、2020年までは3年続けて東京で開催されることが決まっている。日本は昨年12月のアジア選手権で敗れ、今年6月の世界選手権(マドリード)出場を逃しているだけに、強豪相手に実戦経験を積む貴重な機会となった。東京パラリンピックは日本は開催国枠で初出場する。
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<最終順位>
優勝:アルゼンチン
準優勝:イングランド
第3位:トルコ
第4位:ロシア
第5位:日本
第6位:フランス
(取材・文/荒木美晴、撮影/植原義晴)