「第25回 NEC全日本選抜車いすテニス選手権大会(JWTAマスターズ)」が、13日から3日間に渡って千葉県柏市の吉田記念テニス研修センターで行われた。日本のベストランカーのみが参加できる大会で、男子・女子は8名ずつ、上肢にも障がいがあるクァードは4名が日本一の座をかけて戦った。
男子は眞田卓が決勝で齋田悟司を6-3,6-0で、また女子は上地結衣が堂森佳南子を6-2、6-0で下して頂点に立った。男子の世界ランキング1位の国枝慎吾はケガのため、また同15位の三木拓也は体調不良のため欠場した。
クァード決勝は、川野将太が諸石光照を3-6、6-3、6-4で逆転勝ちし、3年連続優勝を飾った。
★外部リンク⇒【車いすテニス】国枝に続け! リオでメダルを狙う眞田卓の挑戦
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/2015/11/16/post_502/
■優勝選手のコメント
眞田卓(男子)「車いすを始めて10年目。名誉ある大会で優勝できて嬉しい。ベースラインからあまり下がらないようにして、ライジングで戦ってウィナーを取る試合展開を心掛けた。今日はよくできたと思う」
上地結衣(女子)「互いにプレースタイルを分かっている試合で、強化しているバックハンドのトップスピンを試すことができた。まだ自信が持てるまではいかないので、練習を重ねて使うタイミングを考えていきたい」
川野将太(クァード)「目標としていた優勝を飾れて嬉しい。とはいえ、相手の緩急をつけたプレーに対応しきれず、ミスが多かったのは反省点。リオではメダルを狙っているので、しっかりと修正していきたい」
(取材・文・撮影/荒木美晴)