車いすバスケットボール — 2024/2/17 土曜日 at 23:36:47

【大阪カップ】日本は2勝1敗で決勝に進出!

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日本代表キャプテンとしてチームをけん引する北田=Asueアリーナ大阪(撮影/植原義晴)

オーストラリア、イギリス、タイ、日本の4カ国が参戦する「2024国際親善女子車いすバスケットボール大阪大会」がAsueアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で16日に開幕。初戦のオーストラリアに72-28で勝利した日本は17日、イギリスに42-80で敗れたものの、続くタイには67―50で勝利して2勝1敗とし、最終日の決勝に駒を進めた。

1試合目のイギリス戦の第1Qは、スタートこそ相手に連続得点を許すがすぐに追いつき、強度の強い相手のマンツーマンディフェンスも突破し、1点リードとした日本。しかし、第2Qで逆転されると、フロントコートに入ってからの相手のプレッシャーに押され、22-35と点差をつけられてしまう。後半はイギリスに主導権を握られ、5分間以上ゴールを決められない日本。キャプテンの北田千尋(4.5)がバスケットカウントを奪うシュートや3ポイントシュートなどを沈めて踏ん張りを見せるが、追いつくことはできなかった。

ただ、今大会の日本はさまざまなユニットを試しながら試合に臨んでいるところだ。岩野博監督は「柳本(あまね/2.5)のアウトサイドシュートが研究されていると感じたし、今後そこをどう自分たちがうまく使っていくかというところでは、ステップアップしていく材料は得られたと思う」と振り返った。

視野を広く持ち、パスを回していく柳本

また、2試合目のタイとの試合は、1点リードで折り返し、後半に得点を重ねて突き放して17点差をつけて勝利した。この結果、3勝のイギリスと2勝1敗の日本の決勝進出が決まり、「決勝では厳しいディフェンスでイギリスを苦しませたい」と岩野監督。日本は2015年大会以来の優勝を目指す。

(取材・文/荒木美晴、撮影/植原義晴)