ミラノ・コルティナ2026冬季パラリンピック競技大会は現地時間15日、トファーネ・アルペンスキーセンターで男子回転が行われ、座位の鈴木猛史(カヤバ)が銅メダルを獲得した。森井大輝(トヨタ自動車)も4位入賞を果たした。
すばやい動きと細かなターンが求められる回転を得意種目とする鈴木は、悪天候のなか行われた1本目を47秒65で滑り3位につけると、2本目では積極的な滑りを見せ、全体トップとなる43秒65を記録。合計1分31秒30で3位に入り、表彰台をつかんだ。
鈴木はパラリンピック6大会連続出場。2014年ソチ大会の回転で金メダル、滑降で銅メダルを獲得しており、今回はそれ以来12年ぶりのメダルとなった。
次回2030年はフランスのアルプス地域で開催
大会最終日を迎えた15日、すべての競技終了後、車いすカーリングの会場でもあったコルティナ・カーリング・オリンピックスタジアムで閉会式が行われた。日本代表選手団の旗手は、車いすカーリングの小川亜希(チーム中島)とスノーボードの小須田潤太(オープンハウス)が務めた。日本代表選手団は銀3個、銅1個の計4個のメダルを獲得した。
小川は「結果が出せず悔しい思いもあるが、カーリングに興味を持ってくれた人が多かったのはうれしい。この舞台で勝ちきるため、さらにスキルアップしていきたい」と語った。
クロスカントリースキー女子10キロクラシカルで4位入賞の阿部友里香(日立ソリューションズ)は「今回は最大限のパフォー マンスを発揮でき、自己最高順位を達成できた。今までサポートしてくれた皆さんには感謝したい」とコメント。スノーボードのバンクドスラロームで銀メダルを獲得した小栗大地(SCSK)は「日々一緒に練習してきたチームメイトたちの存在が自分を強くしてくれた。仲間の思いがあったからこそ、この舞台で最後まで戦えた」と振り返った。
アルペンスキーの2種目で銀メダルを獲得した村岡桃佳(トヨタ自動車)は「1年で2度の怪我はもう充分。パラリンピックの存在の大きさを改めて感じる日々だった」と語り、パラアイスホッケーで8位となった伊藤樹(FW)は「この素晴らしい大会に出場できたこと、そして勝てなかった悔しさを忘れず、4年間頑張りたい」と、決意を示した。
次回大会は4年後、フランスのアルプス地域で開催される。
(取材・文/荒木美晴、写真/植原義晴)
MA SPORTS 代表者、ライター