ウィスラー・クリークサイドで行われているアルペンスキーは現地時間の17日、立位のジャイアントスラロームが行われた。日本の男子では、三澤拓(LW2)が1本目の11位から順位を上げて9位に入った。井上真司(LW6/8-2)は20位だった。
強豪が集まるレースを制したのは、世界にその名を轟かす、Gred SCHONFELDER(ドイツ)。1本目の終盤にあわや、という風に見舞われたが滑りきり、2本目も攻めた。「終盤はコブが多くて、見えなかった割には良い反応ができたよ」と39歳のベテランは語る。
パラリンピックは6度目の挑戦。初出場の92年アルベールビル大会からはじまり、トリノ大会までに金・銀・銅あわせて実に17個のメダルを獲得している。
今大会は、15日のスラロームで銀メダル、そして今日のジャイアントスラロームで金メダルを獲得し、通算メダル獲得数は19個に。18日にはダウンヒル、20日にはスーパーG、21日にはスーパーコンバインドに出場予定で、その栄光の証はさらなる輝きを増しそうだ。
【ジャイアントスラローム男子立位・順位】
9位 三澤拓(LW2)
20位 井上真司(LW6/8-2)
途中棄権 小池岳太(LW6/8-2)
(編集/荒木美晴、撮影/ナカハル)