ウィルチェアーラグビー, ロンドン2012, 陸上 — 2012/9/10 月曜日 at 6:19:51

12日間の熱戦に幕、4年後はリオで

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花火が打ち上げられ、大歓声と共にロンドンパラリンピックが閉幕(撮影/吉村もと)

4年後はリオで

12日間の激闘を締めくくるロンドンパラリンピックの閉会式が9日夜、オリンピックスタジアムで行われた。日本からは車いすテニスやウィルチェアーラグビー、陸上など15競技の選手や役員らが参加した。

団体競技として史上初の金メダルを獲得したゴールボール女子の小宮正江主将(アソウ・ヒューマニーセンター)が、江黒直樹ヘッドコーチのエスコートで日本選手団の旗手を務めた。

閉会式では、イギリスのロックバンド、Coldplayのメンバーがステージに上がり、パフォーマンスを披露。歌手のRihannaやラッパーのJAY Zとの共演もあり、会場を大いに沸かせた。

今大会の日本のメダル数は計16個(金5、銀5、銅6)だった。

ウィルチェアーラグビーは惜しくも4位、マラソン勢はメダル届かず

ロンドンの名所を巡るマラソンコース

ロンドンパラリンピックの最終日となった9日、マラソンやウィルチェアーラグビーの順位決定戦などが行われた。

マラソンは、ロンドン市内の「ザ・マル」を発着点とするコースで行われた。朝8時にスタートした視覚障害の男子マラソンでは、岡村正広(千葉盲学校)が2時間28分51秒で4位、和田伸也(大阪府視覚障害者福祉協会)が2時間40分08秒で5位、高橋勇市(アイ・ティ・フロンティア)が2時間42分09秒で7位に入った。トップでゴールを駆け抜けたのは、スペインのスアレス・アルベルト。自身の持つ世界記録を更新し、2時間24分50秒で優勝した。

視覚障害者クラスのランナーはガイドと共に走る。選手への気配りと声出しが重要となり、4周のうち2周で交代するガイドもいる

7日の5000mで銅メダルを獲得している5位の和田は、「少し疲れていますが、すべての観客がエキサイトしてくれたので、走るのがとっても楽しかったです。4年後のリオに戻ってきたいです」と話した。

11時半にスタートした男子車椅子マラソンでは、副島正純(アソウ・ヒューマニーセンター)が1時間30分24秒で4位。花岡伸和(プーマジャパン)は1時間30分26秒で5位、洞ノ上浩太(エイベックス・マーケティング)は1時間31分13秒で6位入賞を果たした。このレースは、1位の記録である1分30秒20から5位の記録である1分30秒26まで、わずか0.06秒差という大混戦だった。

副島は今年3月に左肩と肘を負傷。「とても痛くて車椅子を押すことができないほどでしたが、今日はいいコンディションで勝負できた」。陸上選手としてパラリンピックに出るのは今大会が最後と位置づけており、「子どもの時からトライアスロンがやりたくて、やるなら年を取りすぎないうちに競技を始めたかったから」とコメントした。

樋口政幸(バリストライド)は13位、安岡チョーク(リーフラス)は21位、山本浩之(はぁとスペース)は22位だった。

男子に続いてスタートした女子車椅子マラソンには、日本からは世界記録保持者の土田和歌子(サノフィ・アベンティス)が出場。20キロ付近での転倒が響き、1時間49分02秒で無念の5位入賞に終わった。

試合後、大声援に応えるウィルチェアーラグビーの選手たち

また、オリンピックパーク内のバスケットボールアリーナでは、ウィルチェアーラグビーの3位決定戦と決勝が行われた。3位決定戦でアメリカとの大一番に臨んだ日本代表は、43対53で敗れ、悲願のメダル獲得はならなかった。キャプテンの佐藤佳人(ユニ・チャーム)は、「残念な結果で終わりましたが、世界にJAPANというチームの名前を十分にとどろかせたと思う」と話し、前を向いた。