【9月1日/第4日目】柔道・正木が金メダル第1号! 水泳・中村も銀メダルを獲得!

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柔道100Kg超級で正木健人が金メダル第一号!(撮影/吉村もと)

柔道最終日に、ついに金メダリストが誕生した。男子100キロ超級決勝で、正木健人(徳島県立盲学校)が中国のWANG Songに、試合開始53秒で崩れけさ固めで1本勝ちをおさめ優勝した。正木は初戦の2回戦で、3連覇を狙うアテネ・北京のチャンピオン、ZAKIYEV Ilham(アゼルバイジャン)に足車を決め、1本勝ちしていた。男子100kg級で柔道チーム最年少の北薗新光(京都産業大学)はメダルに届かなかった。

表彰台のあと、報道陣の質問に答える中村選手/撮影:荒木美晴

水泳では、中村智太郎(Diversey株式会社大阪支社)が男子100m平泳ぎで2位に入った。50mのターンは4番手だったが、後半に得意の追い込みをかけ、1分秒22秒04で銀メダルを獲得した。「いつものレースでは気にしない声援が、今日はすごく耳に入ってきて最初は怖かった。でも逆に自分を応援しているんだ、と置き換えて臨みました」。アテネでもこの種目で銅メダルを獲得しているが、北京では5位に沈んだ。「北京での忘れ物をロンドンで取り返した」。北京のあとは足のケガで1年間泳ぐことができなかった。ブランクを乗り越えての勝利に、「支えてくれたコーチに感謝したい」と話した。

男子車椅子バスケットボールは、日本は2敗と苦戦中。正念場を迎えた今日のドイツ戦だったが、49-64で敗れ、3敗目を喫した。また、女子ゴールボール日本代表はアメリカに2-1で勝利し、昨日のオーストラリア戦に続く勝ち星を挙げた。

左手中指に日の丸のネイルデザインを施して大舞台に臨んだ卓球の別所キミエ。予選リーグ突破はならなかった。

射撃は、瀬賀亜希子が混合R5 10mエアライフル伏射SH2に出場し21位。田口亜希(郵船クルーズ)は混合R3 10mエアライフル伏射SH1で44位。アテネ・北京に続く入賞はならなかった。卓球女子シングルスの 別所キミエ(日本郵便)は、1次リーグC組最終戦でヨルダン選手に0-3で敗れて1勝1敗 となり、4強入りはならなかった。

この日から車いすテニスも試合が始まった。男子シングルスの前回王者で第2シードの国枝慎吾(ユニクロ)は、1回戦でブラジルの選手に1セットも与えない盤石のプレーで完勝。齋田悟(ロキテクノ)、真田卓(埼玉トヨペット)も勝ちあがった。三木拓也は地元イギリスの選手に敗れた。女子シングルスは、上地結衣(明石市立明石商業高校)が2回戦に進出。岡部裕子(ジャストシステム)は韓国の選手に、堂森佳南子(エイベックス・ライヴ・クリエイティブ)は世界ランキング1位の”女王”エスター・バーガー(オランダ)と対戦したがストレートで敗れた。

■選手のコメント

柔道・正木健人選手「(日本チームにメダルが出ていないのは知らなかったが)柔道チームにメダルが出てなかったので、自分がやってやるという気持ちでした。緊張したけれど、『ぶんなげてやるぞ』という気持ちで挑んだ。金メダルを獲ることができて、ほっとしました。帰国したら、金メダルを(病床の)おやじにかけてあげたい」

臀部を床から離してはいけない、というルールのシッティングバレーボール

柔道・北薗新光選手「(初戦は一本勝ちを収め、)気持ちよかったが、2戦目は何もいいところがなかった。(ケガをしているが)言い訳にならない。応援してくれた人にすみませんと言いたいです」

車いすテニス・上地結衣選手「今日の相手は自分より経験豊富な選手。いつも練習しているスピン系のショットで展開していこうと思った。コートはかためで早く動ける。ただ、ボールが少し重く、パワーがない自分は長時間の試合になると不利なので、どの試合も自分のタイミングでリードする展開にしたい」