パラトライアスロン, 卓球, 水泳 — 2021/8/29 日曜日 at 8:19:14

【東京2020】トライアスロンの宇田が初出場で銀メダル!

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スイムで8位→バイクで3位→ランで2位と順位をあげた宇田。日の丸を掲げてゴールした=お台場海浜公園(撮影/佐山篤)

〈東京パラリンピック〉トライアスロン/男子PTS4 他(8月28日、お台場海浜公園周辺コース)

2016年のリオ大会から正式競技に採用されたトライアスロンで、日本勢初のメダル獲得の快挙だ。

男子PTS4(運動機能障害)に出場した宇田秀生(NTT東日本・NTT西日本)が1時間3分45秒でゴールし、銀メダルを獲得した。26歳の時に就業中に機械に巻き込まれる事故に遭い、右腕を切断した。その半年後に、リハビリの延長でトライアスロンを始めた。隻腕の宇田はスイムは左腕一本で水をかく。どうしてもこのスイムで後れをとってしまうが、今レースも脚力を活かしたバイクとランで挽回し、表彰台にたどり着いた。

また、男子の視覚障害のクラスでは米岡聡(三井住友海上火災保険)が銅メダルを獲得した(ガイドは椿浩平)。

卓球では、女子の知的障害クラスで伊藤槙紀(CTCひなり)が銅メダルを獲得。水泳の鈴木孝幸(ゴールドウィン)も男子150m個人メドレー(SM4)で、銅メダルを手にした。鈴木は25日の50m平泳ぎ(SB3)の銅、26日の100m自由形の金に続く3個目のメダルとなった。

(取材・文/荒木美晴、撮影/佐山篤)