車いすラグビー — 2024/9/1 日曜日 at 8:01:20

【パリ2024】車いすラグビー日本代表が予選全勝、準決勝進出!

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カナダのエース、ザッカリー・マデルと競り合う橋本(右)=シャンド・マルスアリーナ(撮影/植原義晴)

パリ2024パラリンピックは31日、8カ国が頂点を争う車いすラグビーの予選リーグ第3戦がシャンド・マルスアリーナ行われ、グループAの日本はカナダに50-46で勝利。3連勝で9月1日の準決勝に駒を進めた。

日本は第1ピリオドから堅い守りで相手のトライを阻止し、ターンオーバーを決めるなどしてリードを広げた。その後は、パスコースが甘くなったところをカットされ得点を許すなど攻撃面での精度に波があったものの、ラインごとに課題を修正。同点で迎えた後半はプレーの精度を上げ、4点差をつけ勝利した。

準決勝進出はロンドン大会から4大会連続。リオ大会と東京大会は銅メダルを獲得したが、決勝の舞台に立てなかった悔しさは忘れていない。パリ大会では、宿敵オーストラリアと対戦する。チームの得点源としての活躍が期待される最年少の橋本勝也(3.5)は、「東京大会は何もできないまま負けてしまった。もう後悔をしたくない。そのために3年間、いろんなことを犠牲にしてやってきた。今回は、相手がどこであろうと勝ちたい」と力強く語った。

雨のため屋根が閉められたセンターコートのフィリップ・シャトリエでプレーする上地。南アフリカの選手をストレートで下し、2回戦に進出した

スタッド・ローランギャロスで行われている車いすテニスはこの日、女子シングルスの1回戦に世界ランキング2位の上地結衣(三井住友銀行)ら日本勢4人が登場。いずれもストレートで勝利し、2回戦進出を決めた。

また、水泳では男子50m自由形(S11)で木村敬一(東京ガス)が金メダルを、また窪田幸太(NTTファイナンス)が男子100m背泳ぎ(S8)で銀メダルを獲得した。

(取材・文/荒木美晴、撮影/植原義晴)