パラアイスホッケー — 2018/1/9 火曜日 at 23:58:01

【4カ国大会】日本またも大量失点、韓国に1‐9で敗れる

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得点が決まり、よろこぶ韓国(白ユニフォーム)=ビッグハット

「2018ジャパンパラアイスホッケーチャンピオンシップ」の競技2日目が行われ、日本は韓国に1‐9の大差で敗れた。

日本 1-9 韓国

第1ピリオド、試合開始から54秒で韓国に先制点を許した日本。その後も立て続けに攻め込まれ、9失点と大ブレーキ。「チームが同じ方向を向いていない」と、唯一得点をマークした高橋和廣(東京アイスバーンズ)は視線を落とした。

相手のシュートは22本。初日のノルウェー戦も同じく22本のシュートを放たれて8失点。この2日間で、2.5本に1本の割合でゴールを決められた計算となり、中北浩仁監督は、「ゴールキーパーの出来が悪すぎる」と断じた。

2日間とも福島忍と望月和哉(ともに長野サンダーバーズ)が交代で出場しているが、いずれもピリオド開始から2分以内に失点を喫している。角度のないところからグラブサイドにシュートを決められるなど、「イージーミスが多い」と中北監督。フォローに入るプレーヤーも下がり気味になり、ディフェンスとオフェンスの間にスペースができてしまったことも、それを修正できなかったことも、相手に幾度と守りを突破される要因となった。

終盤には、相手のダブルの反則で日本が2名多いパワープレーの大チャンスがあったが得点にはつながらず、攻守でさまざまな課題が浮き彫りになった。

今日の試合で第2ピリオドから途中出場した福島は、「ゴールキーパーのせいです」と言葉少なにコメントする。キャプテンの須藤悟(北海道ベアーズ)も「ただ負けただけではなく、この時期(パラリンピックまで2カ月)にこういう点の取られ方をするのは非常に厳しいものがある。明日から気持ちを切り替えて戦っていくしかない」と、声を絞り出した。

10日はチェコと対戦する。10月の最終予選では敗れた相手。このリベンジのチャンスに、自分たちらしい組織プレーを見せてもらいたい。

ノルウェー 2-4 チェコ

世界ランキング6位のチェコが、同4位のノルウェーと対戦。第1ピリオドに相手の反則によるパワープレーの場面で得点し、先制点を挙げた。最終ピリオドにはノルウェーに追いつかれるが、冷静なプレーを続け、1点を追加。最後はゴールキーパーをあげ、6人攻撃を仕掛けるノルウェーからパックを奪い、4点目をマーク。攻守が噛み合い、最後まで集中力を保ったチェコが格上チームを撃破した。

(MA SPORTS)