2020東京パラリンピック, NEWS, 陸上 — 2021/9/1 水曜日 at 0:30:46

【東京2020】和田伸也は1500m銀で2つめのメダル、外山愛美は400mで好走

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ガイドに導かれて疾走する和田伸也(左)と唐澤剣也=オリンピックスタジアム(撮影/佐山篤)

〈東京パラリンピック〉陸上/男子1500m T11他(8月31日、オリンピックスタジアム)

陸上男子1500m の視覚障害のクラス(T11)決勝に、和田伸也(長瀬産業)と唐澤剣也(群馬県社会福祉事業団)が出場した。和田は4分05秒27でアジア記録を更新し、銀メダルを獲得。唐澤は4分08秒84で4位となった。5000mでは唐澤が銀メダルで、和田は銅メダル。和田は今大会2つめのメダルを手にした。

「人生は変えられる」を体現する走りを見せた外山愛美

また、女子400mの知的障害のクラス(T20)で決勝進出を果たした外山愛美(宮崎銀行)は、59秒99で7位。この日、外山の手の甲には自己ベストを更新するタイム「59.41」と「人生は変えられる」と書かれていた。

心が不安定になりがちな外山を支え導いた奥松美恵子コーチ。コーチが書いた言葉を見て挑んだ決勝では自己ベストに届かなかったものの、シーズンベストとなる59秒台。

「決勝に行けたのがうれしい」と素直に喜び、奥松コーチに「今までありがとうと言いたい」と感謝の言葉を口にしながら、外山はどこかほっとしたような柔らかな表情になった。

(取材・文/山本千尋、撮影/佐山篤)