陸上 — 2023/4/17 月曜日 at 16:48:19

【愛知パラ】男子100m(T13)は10秒台の争いへ! 川上が10秒81で優勝、福永も10秒89をマーク

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男子100m(視覚障害T13)は川上(左)が10秒81の日本記録で優勝! 2位の福永(右)も10秒89と、そろって「10秒台」をマークした=いちい信金スポーツセンター(撮影/植原義晴)

「2023愛知パラ陸上競技フェスティバル」が16日、愛知県一宮市のいちい信金スポーツセンターで行われた。

“パラ陸上界の新星誕生”として、昨年から注目を集めている視覚障害T13クラス。この日も、男子100mで川上秀太(アスピカ)が10秒81をマークして優勝し、2位に入った福永凌太(中京大クラブ)も10秒89と、そろって日本記録を更新した。アジア記録も塗り替えるタイムだが、この大会では非公認となる。

スタートからトップスピードに乗った川上は、「ここ2試合は11秒台だったので、少し戻ってきた。課題だったスタートからの加速が今までより良かった。(10秒台に乗り)ようやく世界と戦えるようになってきた」と力強く話し、また終盤に脅威の追い上げを見せた福永も「初めて10秒台を出せて嬉しい」と笑顔を見せていた。

また、T64の男子100mでは、井谷俊介(SMBC日興証券)が自身が持つ日本記録を0.02秒更新する11秒29で頂点に立った。「足の怪我もあり、100mの全力疾走は2週間ぶりくらい。風もあるなかでこの走りができたのは、自信になる」と話し、前を向いた。

(取材・文/荒木美晴、撮影/植原義晴)