車椅子バスケットボールのクラブチーム日本一を決定する「内閣総理大臣杯争奪 第44回日本車椅子バスケットボール選手権大会」が、5月3日から5日の3日間、東京体育館で開催された。全国から16チームが出場。今大会はトーナメント方式で行われ、5日の決勝は、宮城MAXが千葉ホークスを73-44で下し、8連覇を達成した。
白熱したのは、4日に開催された準決勝だ。まず、ドイツで3シーズンを戦った日本のエース香西宏昭がいるNO EXCUSE(東京)と、同じドイツのチームで2シーズンを終えた日本の大黒柱、藤本怜央がいる宮城MAX。試合は69-63で宮城MAXが勝利したものの、香西だけではないチーム力でNO EXCUSEは最後まで王者を苦しめた。
もうひとつの準決勝は、千葉ホークスが埼玉ライオンズを57−45で下した。絶対的シューター土子大輔に加え、ビッグマンの山口健二、ドイツ帰りの千脇貢の成長も著しいチームは、埼玉ライオンズのハイポインター大舘秀雄、篠田匡世の得点を封じることに成功。決勝では宮城MAXの連覇を止められなかったが、ローポインターの川原凛ら若手も成長しており、来年の挑戦を楽しみにしたい。
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◆サントリーやってみなはれスピリッツ賞:鳥海 連志(佐世保WBC)
◆三菱電機Changes for the Better賞:土子 大輔(千葉ホークス)
◆スリーポイント賞:香西 宏昭(NO EXCUSE)
◆MVP:藤本 怜央(宮城MAX)
◆得点王:藤本 怜央(宮城MAX)
◆ベスト5
原田 翔平(1.0/埼玉ライオンズ)
佐藤 聡(1.0/宮城MAX)
豊島 英(2.0/宮城MAX)
香西 宏昭(3.5/NO EXCUSE)
土子 大輔(4.0/千葉ホークス)
(取材・文/瀬長あすか)